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巧みな技工所

先日、歯科技工にかんするアンケートが送られてきました。

 

①海外技工は保険診療のものは認められないことをご存じですか?

②海外技工の物の委託は患者への情報提供とその同意が必須であることをご存じですか?

③海外製作が無資格者でもその安全を確保するのは歯科医師であることをご存じですか?

④カルテへの記載事項が多数あることをご存じですか?

⑤歯科材料の使用証明書を製作者から取り寄せ、それを保管する義務をご存じですか?

⑥海外での制作場所の名称及び住所をカルテに記載する必要をご存じですか?

 

と項目がありました。

因みに私は、④、⑤、⑥は知りませんでした(。Д。;)

 

でも③って完全に日本の技工士法に反するような。

日本の技工物は免許取得者のみ行える・・・

 

日本で無資格者が技工物を作る。 作った人が処罰される。

海外で無資格者が技工物を作る。 問題あれば歯科医師が処罰 海外の作った人は御咎めなし。

 

毒物餃子ではないですが海外の無資格者が行為的に「毒」を入れても歯科医師の責任

日本の無資格者は駄目でも海外の無資格者はが作ったものがOKって・・・

 

おかしくない!?( ̄∀ ̄;)

 

 

 

*技工所とは、歯科医院で扱う「さし歯」「入れ歯」などを作ってくれる所です。

 

やはり技工所にも上手い・下手はあり・・・

また技工所によってもセラミックが上手な所

入れ歯が上手な所

ハイブリットレジンが得意な所

 

と様々です。

 

技工所の腕=その歯科医院の腕

として扱われる部分があるので、EEデンタルでは技工物の種類、難易度によって

5件ぐらいに仕事をお願いしています。(治療だけでなくこの辺もかなり特殊^^;)

 

『餅は餅屋』みたいな

 

自費の技工物しかしていない技工所とも取引しています^^; 

(驚くほど技工料高いですが、出来あがった技工物も驚きます)

 

 

話を海外技工に戻して、

 

ルールを決めてがんじがらめにするより、

このように海外(中国)の安い所に仕事を委託しなくてはいけなくなった状況があることを国も少しは考えてもらいたいですよね。

 

保険治療の多くが採算ギリギリ、治療すれば赤字の分野もチラホラ。

当然、ばかり出していられませんから、少しでも安い技工所に頼る⇒人件費の安い海外へ

 

国内の技工技術は衰退(技工士の数が減少) ⇒ 業界全体が疲弊(今この辺り) ⇒ 患者さんへの治療が困難に

 

以前、○○省のキャリア官僚さんの治療をさせてもらった時、色々裏話を聞かせて頂きましたが、

省庁で保険の大筋のルールを作っているエリート幹部さんは虎ノ門辺りの保険治療をしていない歯科医院で治療を受けているとも聞きました。

(どこまで本当かは分りませんが(*´-ω-`))

 

 

 

 

EEデンタルでは海外(中国技工)にする気は全くありませんが、難しい問題だと思います。

日本人も中国人も手先は器用ですけどね。

(米粒に文字を書くのはアメリカ人には出来ないでしょう!?)

 

安心・安全の日本ブランドを作って行きたいですね(^―^)

 

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