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初期の外科的レジン+神経保存の覆髄

患者さんは30代女性

前歯に大きな詰め物がありその下に大きく虫歯が広がっています。

 

特に症状はなし

2020 EEdenntal TR (1).JPG

レントゲンでは虫歯が大きく歯茎の下の方まで広がっているように見え、

神経の治療が必要にも見えました。

 

治療を行うと案の定、虫歯は歯茎の奥深く進行しており、

珍しく骨付近まで進行していました。

 

教科書的に言っても「抜歯」も1つの選択肢・・・

 

患者さんには犬歯は非常に重要な歯で、この歯を失うと後で歯を作るのが難しいので

とりあえず歯の保存を行うと説明し、「覆髄」+「外科的レジン」で対応 

患者さんには歯茎の下にレジンを詰めるので、その部分をよく磨くように指導

 

先日来院された際にレジンの変色が見られた為レントゲン撮影を行い見てみると

2020 EEdenntal TR (2).JPG

歯髄、歯茎ともに問題なし!

  

今の教科書的なアプローチでは

神経の除去、矯正、外科、クラウンというフルボリューム治療

 

私が行ったのは、覆髄+レジン治療 と非常にシンプル

この歯は今の所問題がでていないので今後も経過観察で十分そう!

 

医療は今のスタンダード治療が30年後には否定されることもあります。

教科書から少しだけ外れた、自分なりの医療解釈をさせてもらうこともあります。

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