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治療はまず診断力 その後技術力
- Posted by: eedental
- 2025年12月16日 09:00
- 歯内療法日記
患者さんは50代男性
右の頬から耳にかけて痛むことがあり歯科医院を受診した所
歯科が原因ではないので、耳鼻科を受診するように言われ耳鼻科に行き
ファイバーで副鼻腔を観察するも炎症症状はなく、その後精査でCTを撮るも問題無い
耳鼻科の先生は右上6の歯が原因になっているのでは!?と紹介状を書いて頂きEEデンタルへ
過去に腫れたりしたことはないし、右の鼻がだけが詰まるなどの鼻の症状もない。
レントゲンを撮ると
はっきり根尖病変写っているんですけど・・・
副鼻腔に問題無いとなると、まずこの歯の治療を行い症状の改善があるかみた方が良さそうです。
過去に抜髄をしているようですが、4根管中1根(口蓋根)しか治療していない感じ
治療は2回で仕上げました。
病変の原因と思われる、MB,MB2もガッタパーチャー使用
そこから、1年後
病変は殆ど無くなってきています
(他の歯科医院で治療をした際に仮歯を外したそうなんですが、縁下ににセメントが・・・)
ただ、9月から違和感というか痛みがでてきているそうで、温かい物冷たいもので痛みが出るそう。
先生も患者さんもこの歯を疑っているようなんですが・・・
基本的に冷・温痛が出るのであればそれは神経のある歯を疑うべき、つまりこの歯は神経を取っており
温度センサーを取っているのでまずは他の歯を疑うべきとお話させて頂きました。
歯科治療というのは診断あっての処置になります。
原因でない歯の治療を何十回行っても症状は落ち着いてくることはありません。
大切なのはまずは診断を正確にすることだと思います。
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