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悪くなった歯は早目に抜歯 VS 使えるだけ使う
- 2026年2月28日 09:00
- 歯内療法日記
何度も書かせてもらっていますが、歯の寿命を短くしている最大の要因は
「歯科医師の治療」
歯科治療は治しているようで壊してることがあります。
治療で歯の寿命が劇的に伸びるこは殆どありません。
(矯正治療含め)
患者さんにこういった事平気で言うので、患者さんは驚ろかれますが、
25年歯科医師をやってきて分かった事実です。
ですから、私の今の持論は積極的な医療介入はお勧めしない。
症状があったり、中程度以上の虫歯の場合は治療介入は行いますが、症状のない多少悪い歯などは経過観察を行うこともあります。
今回のケースは治療したことにより抜歯になってしまいそうな歯
患者さんは60代女性 最近被せ物をやり直したが先生には次問題が出たら抜歯と言われているが咬むと痛い歯
また先日腫れてきてしまい抗生剤を飲んで痛みと腫れを抑えたそう。
レントゲン
メタルコアは入っているのですが、根管にはガッタパーチャーがなく根管治療をした歯なのか!?
また黄色丸の部分は外部吸収!?もしくは虫歯!?
ん~、残すのは難しそう・・・
インプラントをやっている先生なら骨の保存の為にも抜歯1択だと思います。
患者さんは残す方向で治療でいいと言ってもらえたので、使えるまで使ってもらおうとトライさせてもらいました。
治療難度的には非常に難しい治療になります。
1回目の治療で人工物を除去して、隔壁、根管治療まで(治療時間1時間45分)
黄色丸の部分は、虫歯でも吸収でもなく歯科医師が削り過ぎた為に起ったビッグパフォレーション(歯に穴)で根分岐部に及ぶものでした。
これは歯科医師が起こした医原性疾患で、治療をしたことにより起こった問題です。
本来こういったことはないに越したことはないのですが、治療の際のリスクの1つではありますが・・・
まず、やってしまったら患者さんには告知すべきだと思いますね(>。<)
治療2回目
腫れや痛みはないとのことで根管充填+レジンコア+仮歯まで
そこから仮歯で経過観察
仮歯を入れて術後9ヵ月
患者さんの症状は無くなり、近心根にあった根尖病変も綺麗に治ってくれています。
そこから補綴をさせてもらい、
術後1年4ヵ月
痛みなど無く問題無くつかえているとのこと。
患者さんには、今の所問題無いので穴の開いた歯茎部分だけ良く磨いてくださいと伝えて終了となりました。
ホント、歯の治療医科医院選びは慎重にね!( ̄∀ ̄;)
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