時代・世代
- 2026年2月18日 09:00
- 院長の趣味の世界
最近、感じることなんですが、
若い先生と我々世代(50歳前後)、それより上世代で考え方が変わっているなと感じます。
私より上の世代は、野心的で社会的な地位・肩書などを重んずる感じがします。
一方若い世代の先生はあまり野心的ではなく、自分の生活や満足度を重視する傾向にあり、
また凄く効率を重視し余計なことはしないような感じがします。
どちらかと言うと私も後者的な考え方で、歯科医院経営以外の余計な仕事はわざわざしたくありません。
一応40代で早期リタイヤ決めた人間なので仕事はほどほどで自分の時間を重視したいです(笑)
(私の仕事への向き合い方は「絶対的な技術を探求する」趣味のような治療をしています)
また先日の学会でも若い先生の入会数が・・・
という問題も聞きましたが、正直学会に入った所でねぇ・・・と私は思ってしまいます。
今の時代情報なんてネットですぐにアクセスできる時代であり、知見を得るために学会に入るのは効率が悪いと思います。
昔はネットが無かったので、専門的な情報は学会に所属していた方が得られやすかったと思いますし、エビデンスという言葉も無かったので高名な先生が言うことが「ザ・正しい」でした。。。
ただ、ネットで情報は得られても技術的なものというのはやはり指導を受け、修正し学んでいかないといけないので技術的な面というのはネットだけでは解決しにくいことかもしれませんが、
それでも今はYouTubeがあり、昔ならセミナー代を払って有料で教えてもらうこともタダで術式を見ることが可能となっています。
だいたいレギュレーションを作っているのは60歳以上の70代
その世代はだいたい上の先生に付き技術を学んで育ってきた世代ですが、今の時代子弟制度なんて流行りません。
上の世代と下の世代で育つ環境に大きな隔たりがあると思うのですが、
以前ブログで書いた。
(私は取りません)
この専門医機構の役員リスト見ても
執行部|日本歯科専門医機構とは|一般社団法人 日本歯科専門医機構
凄い肩書の先生ばかりなのですが、この先生方はたぶん70代の先生が殆どで若い先生の意見など吸い上げれるのか!?(そもそも話を聞いてくれるのか!?)
社会見ても私が社会に出た頃とは新人の取り扱い方がガラッと変わっています。
医科の世界って「郷に入っては郷に従え」という環境がまだまだあり、上の世代が有利な環境です。
専門医制度もそうで、専門医というのは出来た当時がライセンスを一番取りやすく、年々合格ラインが厳しくなるものですから、どの学会の専門医も上の世代ほどライセンス所持率は高いというもの。
世代間の差、不公平感というものははっきり出てしまっています。
また専門というのですから、基本的に専攻は1つだとは思うのですが、日本の場合複数の専門医を取得することも可能な制度。
じゃあ、頑張って専門医制度の「専門医ライセンス」取りました!
と言って得られるのは肩書
一応「専門医」と広告してもいいそうなのですが、「歯科保存専門医」なんて一般の人誰が知ってる!?何をしてくれる先生!? まったく認知されていない名称の専門医に価値あるのか!?
(たぶん国・専門医機構は、社会への認知はあなた達がやってね!というスタンスだと思いますが・・・)
ここがポイントなのですが、ライセンスが得られて、収入は増えるのか!?
NO~~~~~~~~~!、全く増えません。
アメリカで狭き門の歯内療法専門医のライセンスを取れると収入は倍増しますが。
ただ、日本では収入が増えるどころか、会費などを支払い続けないとライセンスを維持できないので
専門医を取った所でマイナスです。
打ち合わせの帰り道、Y先生、N先生と帰り道歩きながら
「専門医を得て保険治療費が3倍になり収入が上がるんだったら、開業医が取る価値があると思うのですが無くても治療はできるし、むしろノンライセンスでも自費治療で根管治療すればいい訳なんだから、何の意味あるんですかね!?」と話していました。
「国民に分かりやすく」など建前は出てくるのですが、時代は急激に動いているのですから若い先生達のヒヤリングをもう少しして制度設計して行った方がいいと個人的には思います。
たぶん、若い先生達は我々世代より頭が良いので、そんなに名前だけの専門医という肩書には魅力を感じてないような気がいます。
追記:大学を卒業した頃、大学院に進んだ医局の友達に「学会入らないの!?」と聞くと『入らんよ、あんな敬老会』と25年前に言っていたのを思い出しました(笑)
歯科医師会や学会団体もそうですが、所属すれば得られるものが多くないと今後会員数はどんどん減るフェーズに入っているだろうなと思います。
以上、学会の委員会に参加して若い先生がいないな!?と思った事からこのブログにさせてもらいました。
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