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分割抜歯 近心頬側根はよく折れる
- 2026年3月20日 09:00
- 歯内療法日記
患者さんは40代男性
神経が死んでしまい根管治療を行ったが腫れてきた為
再根管治療を行っているが、痛みが治まらない。
レントゲン
口蓋根に少し大き目の透過像があり、遠心頬側根にも小さな透過像があります。
痛みを取る為か仮蓋はなくオープンの状態
治療1回目
隔壁を作り、根管内の清掃を行う(MB2は出てこない)
2回目の治療時
治療直後は問題無かったが、治療後1週間からまた腫れて来たとのこと
レントゲンを撮らせてもらうと、近心頬側根を取り囲むような透過像が出てくる
患者さんに歯が3本の根っこのうち1本が折れている可能性が高く、
残そうとするとトライセクション(分割抜歯)を行い、歯を保存させるか!?と説明
患者さんは、これ以上歯は失いたくないとのことで
治療3回目に根管充填+レジンコア+トライセクション(MB根)を行いました。
ホント、MB根はよく折れます。
たぶん、根管が小さい割に2根管+イスムスがあり、イスムスが破折の誘導路になっているだろうなと考えています。
逆に似たような形状のDB根は1根管でイスムスもないので殆ど折れません。
ちょっと前のブログもMB根です:珍しい第2大臼歯の分割抜歯 - EE DENTAL_Blog
分割抜歯2か月後に仮歯を入れに来てもらった際には
歯茎を押しても痛みも無くなり、歯茎からの膿も出ていないとのこと
分割抜歯から7か月後
根尖病変も小さくなってきており、全く痛みがなく生活出来ているとのこと
綺麗に治ってきてくれています。
帰りがけに患者さんが、
「今まで歯科医院選びは何も考えていなかったんですが、歯科医院選びってホント重要だなと今回感じました」としみじみ話されてました。
ホントそうなんですよ、同じように見える歯科医院でも何の分野が得意かによって対応できる・出来ないが決まってきてしまい、同じ歯でもA歯科医院なら抜歯、B歯科医院では保存治療となることも珍しくはありません。
今回のケースもう半年仮歯で生活してもらい問題無ければ本歯に替えて行きますヽ( ・ω・ )
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