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マニアックレジン: 2020年9月アーカイブ
見えない奥歯の虫歯治療
- Posted by: eedental
- 2020年9月30日 09:18
- マニアックレジン
患者さんの大多数は
・歯科医師の治療=虫歯を完全に取っている
・詰め物は段差のない状態が当たり前
と思われていると思います。
ただ・・・
歯科治療ってこの2つをきちんとやるのは相当な手間と技術がかかります。
先日のケース 上の奥歯に銀が入っているのですが、
銀は浮いており、遠心側は全然あっていない状態・・・
今のレジン系セメントは優秀で、簡単には外れません。
ただ、患者さんは見えなく痛みもない為 全く気にされていません。
正直、こういった治療は上下の第2大臼歯に多く見られます。
レントゲンを撮ると
銀歯の下はかなり大きな虫歯 ⇒「たぶん虫歯の取り残し」が見られます。
厳しめの言い方をすれば、
前回の治療は治療の意味あったんでしょうか・・・
患者さんに顕微鏡画像などで説明を行い、治療をやり直すことに
すると、かなり大きな虫歯があり、かなり神経付近まで削ることとなりました。
麻酔をしっかりした後に、
何度も検知液で染め、虫歯の除去に30分
その後レジン充填
アンレータイプの修復物でしたが、
非機能咬頭でこの部分に咬合がなかった為レジンで行けると判断
きちんとした治療を希望されるのであれば、
奥歯の虫歯治療には顕微鏡・拡大鏡などの拡大ツールはあった方がベターだと思います。
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