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マニアックレジン: 2026年2月アーカイブ
3Mix 変法!? VS標準治療
患者さんは30代女性
以前一度診させてもらったのですが、私では対応できず治療は行いませんでした。
痛みが出てしまったということで2年ぶりに来院されました。
話を聞くと数カ月前にαTCP(骨補填材料)に3Mixを混ぜた薬剤を使い覆髄治療をしたが
1カ月前から痛みが出てきてしまい咬んでも痛いとのこと
レントゲン
外枠は外さず真ん中からくり抜くように治療したようです。
口腔内
痛みがあった為か、咬合調整を行い咬み合わせを下げているみたいです。
症状的にも抜髄が妥当であること、残っている歯質が少ないのでメタルクラウンを勧める
ものの、患者さんは金属は嫌でレジンを希望
こちらも一応1年の保障を付けているので、あまり割れる(かける)と予想できる方法で治療はしたくない。。。
(患者さんがかける度に実費で支払いをするということで話がまとまりました)
ただ、前の先生 αTCPに+3Mixって初めて聞いた組み合わせで「それ人体実験ですよ!」と言いたい。
また治療するならリケージ(漏洩)が怖いので一度全ての人工物は外すと説明し治療スタート
1回目の治療で全てレジンを外し、隔壁+根管治療スタート
歯髄切断がしてありました。
レントゲン
治療2回目
以前からある少し浮いている感じ、弱いジワ~とする痛みは残っているとのこと
基本的に長く続いていた症状は引くにも時間がかかることを説明し、根管内に問題が無ければ仕上げて行くと説明
根管充填+レジンコア+レジン充填まで
レジン充填
レジンである程度形を作りました。
術前⇒術中⇒術後
術前の遠心ラインだと、オーバーカウントゥアーとレスカウントゥアーが存在していたのでその辺りも修正
ここから触ったりすると感じる違和感などが引いていくか経過観察を行います。
傾向として、気にしてしまう方・神経質な方ほど気にしてしまい痛みがどんどん長期化することがあります。
ポイントはきちんと治療したら後は、あまり気にせず気になるようなら痛み止めなどを服用して気にしないように生活してもらうことです。
よくあるのは、処置した後に多少痛む、気になるので、もっと良い治療あるのかも!?転院再び治療を行い治らずの繰り返しでどんどん抜歯の方向に進んでいくこともあるので注意してください。
*基本的に治療するなら私は標準治療を勧めます。(突っ込みがはいりそうですが、上のケースは自分のなかでは標準的な治療)
痛みがあったり、困ったりしているとネットで色々検索してしまい魅力的に見える方法を選んでしまいますが、
はっきり言って、「薬」に頼った治療は出ては消えてという繰り返しで定着をいていない現実を見るとあまり特殊な薬剤療法に頼らない方がいいと思います。(基本として一生「薬効が続く」薬はありません)
昔も書きましたが、今の世の中良い治療であれば世界中に普及しますよ(^。^;)
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遠心縁下のカリエス処置
- 2026年2月20日 09:00
- マニアックレジン
患者さんは50代男性
近医の先生からの紹介
親知らずの影響で第2大臼歯遠心にカリエスが出来てしまったということです。
幸い症状などはありません。
レントゲン
かなり大きな虫歯があります。
患者さんにまず口腔外科で抜歯をしてもらい
術後3週間後に一度神経を残す方向でレジン充填を行い
痛みなどが出てしまったら、後で神経を取る処置を行なうと説明
患者さんにOKをもらい
特殊な削り方をしてレジン(プラスチック)を詰めました。
親知らずの影響か、セメント質の肥厚が見られました。
かかりつけの先生がこういった道具で
カリエス除去用チップ | 歯科器具の超音波スケーラー・エアスケーラー用チップなら有限会社錦部製作所
遠心縁下の虫歯治療が出来ると知っていたことが幸いでした。
一般的な治療はこんな感じで
大きく削って神経取っても、見えない為に虫歯は残したまま・・・
ホントこの部位の虫歯の治療は知っている・知っていないで大きく差が出てしまいます(>。<)
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メタルアンレーが割れる!?
- 2026年2月 4日 09:00
- マニアックレジン
個人的に非常に珍しいケースなのですが、
患者さんから連絡があり、「奥の銀歯がかけた」とのこと
これだけ聞くと銀歯の周りの歯がかけたかかな!?と思っていたのですが、
実際口の中を診させてもらうと
一番したの奥歯インレーの一部が割れて無くなっている・・・
個人的に患者さんにはクリアランス(隙間)が少ないような場合、
「金属は1mm程度厚みがあれば割れない」とゴールドクラウンなどの説明しているんですが、金属が割れている。。。
金属断面を顕微鏡で観察していると、もしかして鬆が入っていたのかも!?
機能咬頭側の金属が割れていますが、そろそろ止めませんか!?この便宜形態
鋳造精度がよければわざわざ裂溝削る必要などないと思うのですが・・・
虫歯1に対して、健康な部分を3~5を削り犠牲にする方法がこのインレー
大学で教えられるブラックの窩洞という基準ですが、これって1908年でかれこれ120年前の明治時代の治療基準を令和になっても未だに採用って。。。
経験上、メーカーの開発で接着技術が格段に向上した1990年移行
コンタクトカリエスの99%はレジン治療で大きく削らず治療出来る時代です。
*歯科医師技術は多少必要です。
患者さんにはこれだけ健康な歯が残っていれば、金属でなくレジンでも大丈夫と説明しレジン充填させてもらいました。
術後(治療時間1時間)
*最近あまりプラスチック治療のブログ書いていませんが、毎日レジンは詰めています(笑)
先日、ある患者さんにも何でこんなに削るの!?と思うぐらい削られたと相談されましたが、
これは保険治療では効率的に治療する為には仕方がないですね、EEデンタルみたいに一人に1時間~2時間もかけれないのでね。
と制度上、間接法を採用してしまう理由を説明して納得してもらいました。
まぁ、今後金銭的な理由(金属代高騰)からメタルインレーが使えなくなると、レジン系・CAD/CAM系インレーとなり更に歯を削る治療になってくると思います。。。
虫歯治療は個人的に適切なタイミングで、なるべく歯科医師の技術に頼り削らない方法で必要最小限の切削で治療してもらった方がいいと思います。
一度削った部分は元には戻せませんし、歯の形が変わってくるので咬みずらくなることもあります。
2000年にFDI(国際歯科連盟)がミニマルインターベーション(なるべく削らない)を提唱しましたが、日本では手間に見合った費用にもなっていないので、全く普及しませんでしたね。。。
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