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今回の収穫メモ(歯内療法編)

昨日は、愛知学院に「歯内療法」の講演を聞きに行っていました。

 

収穫はレントゲンの見かたでした。

 

 

 

http://eedental.jp/eeblog/2010/10/post-170.html

全くその後触れていませんでしたが^^;

 

 

大きな会場で色々なセッションがありました、

歯内療法

審美レジン

しかしていない私は当然これ絡みの講演をしか聞いていません。

 

ノートにメモってきたことを

 

ミロ先生のブログに書いてありましたが、井澤先生が講演の中で

根管治療の失敗は撮影ツールによっても差が出るようで

CT(3次元で分るレントゲン)での感染根管と識別できるものを100%とすると、

デンタル(小さなレントゲン)55%

パノラマ(大きなレントゲン)28%

 

と言うことでかなり多くの病変を見逃しているようです。

 

CT買いましたが、先週はCT1枚も撮っていないな^^;

http://eedental.jp/eeblog/2010/09/post-157.html 

 

確かにデンタルは上の歯などの病変は識別しにくい場所がありますね(><;)

でも55%って2枚のレントゲン(正放線・偏心投影)で撮影したんでしょうか。。。

 

偏心投影(角度を変えて2枚目のレントゲンを撮る)すると以外に

 

今回感じたのが日本の著名な歯内療法の先生もCTは必要だと講演し始めましたね^^;

 

 

 

歯内療法の講演の中でも私が一番面白く聞かせて頂いたのが、清水藤太先生

南カルホルニア大で勉強されアメリカでご開業されている先生なのですが、かなりアグレッシブな先生で・・・、

大好きな先生です!! (*`ω´*)v

 

 

中でも印象深かったのが、

「根尖のエステティック」

根(歯)の先って出来るだけ元の状態に近い状態で削る必要がありこだわっている部分なので、正に!!

と思えたことでした。

 

1974年にシルダー先生(私が生まれた年^^;) 

・根尖は出来るだけ小さく維持させる

・根尖は移動させない(トランスポーテションさせない)

・根尖は出来るだけ解剖学形態に近似させる

などおっしゃられていますしね。

 

 

シルダー先生

私の中では『ネ申」!!  

シルダー .jpg 

左・ジョン・ウエスト先生

右:シルダー先生

 

 

 

と言うか

前に書いたもの⇒http://eedental.jp/eeblog/2010/04/aae-1.html

 

 でも感染根管の歯は以外と外部吸収も多く根尖が大きく開いてしまっている歯があります。

 

 

その他、

『抜髄と感染根管では、根管の削る量を変える』

これ昔から思っていて、

抜髄根管はある程度削ったら消毒で対処(テーパー06〜08)

 感染根管ではある程度太く削る(テーパー08〜12)

(太くは削りますが、先に書いたように根尖は出来るだけ小さくです^^;) 

 

 抜髄:殆ど細菌がいないので歯の中の歯髄(タンパク質)の除去、

感染根管:細菌+細菌の出した内毒素(LPS)に犯された象牙質+取り残しのたんぱく質(腐った歯髄)の除去

目的が違うので、当然感染根管の方が感染除去は多くなる訳と思います。

 (すみません凄い私見入れています)

 

ドイツの教授は感染根管には"2%クロ-ルヘキシジン洗浄剤も追加していると講演で話されていましたね^^;

洗浄:http://eedental.jp/eeblog/2010/07/post-125.html

 

 

 

初めてこのブログ読んだ人はついてこれていますかね^^;(吉岡先生もウチのブログマニアック言っていましたし・・・)

神経の治療は

*抜髄:初めて神経を取る(初めて神経取る人 成功率90%)

*感染根管:細菌が歯の中に入り込んで行うやり直しの治療(神経を取った歯で膿が出てくる歯

 (成功率は低い)

 

 

 

その他、

 下顎の大臼歯に見られる 第5根管

 

MM根.jpg

http://eedental.jp/eeblog/2009/12/post-27.html

 この根管はMiddle mesial (ミドル メジアル )略すらしいです。

略すと「MM」でしょうか^^;

 

 

 

さすがアグレッシブな先生の考えであり、

「Finalization Concept」南カルホルニア大学の考え方があるそうで、

通法の歯内療法(根の治療)で不安要素が残るなら(穿通出来ない、病変が大きいなど)。。。

⇒とっとと外科で勝負をつける

 

だそうです。

こ、これは・・・ とこの時ばかりは思いましたが、アメリカエンドの一部ではこう言う考え方もあるようです。

さすが訴訟国家アメリカ、

「しばらく様子をみましょう」で訴訟になるぐらいなら、「出来ることは全てやりましたが、結果駄目でした」でしょうか!?^^;

 

 

清水先生がおっしゃるにはロマリンダ大学、UCLAなどはコンサバティブなエンドをするそうです。

歯内療法と言っても大学によって考え方が大きく変わる部分もありますしね、面白いです。

(日本はあまりそんなことないと思いますが・・・)

 

 

そうそう、こんなこともおっしゃられていました。

外科的歯内療法の逆根管充填用の穴を音波で開ける時に歯の弱体化を起こし破折を起こさせてしまうこともあると、ご自身の症例を発表されていました。

 

フィン.jpghttp://eedental.jp/eeblog/2010/05/post-95.html

 

これは初めて聞いたことでなるほど、あり得ることだと思いました。

特にフィンなどが見られる下の奥歯、上の小臼歯などが怖いですね(っω・。)

 

 

 と色々メモってきました。

 

レジンはレジンで『ネ申』みたいな先生を見てきましたが((((」`д´)」

 

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