神経を守る治療
- 2011年8月30日 11:30
- マニアックレジン
大きな詰め物がしてあり、近くの歯科医院で話を聞いた所、
「虫歯治療=神経を抜く必要がある」
と言われ「何とかならんものか!?」 とEEデンタルに。。。
実際レントゲンを診させてもらうと、
赤丸の部分に大きな詰め物+虫歯があるのが分りました。
「?」
でもこのケース
第二、第三象牙質が非常に出来ているので
削り方によっては神経取らなくてもすむかもしれませんねヾ(・∀・ )
やってみないと分りませんけど・・・( ̄‥ ̄;)
第二・第三象牙質の説明はこちら⇒http://eedental.jp/eeblog/2011/04/post-274.html
でも今回のケース。。。
前歯の色合わせが超難度の「濃いC色」
A系統のレジンを用いると術前の写真のように全く色が合いません!!(゜Д゜*)
*一般の方はAだとか、Cだとか全く意味分らないですよね^^;
説明⇒http://eedental.jp/eeblog/2010/06/post-100.html
歯の色って人によって色々なんですよ( ・ω・)
日本人はA色の方が多いのですが、40代ぐらいの方の中には抗生剤の影響でテトラサイクリン沈着症になられている方がおられます。
今回の歯もテトラの影響を受けられた患者さん
色・・・
合わせられる気が・・・
しない。。。(p・Д・;)
(通常、テトラ系の歯の場合セラミッククラウンを入れて色を合わせます)
と言うかレジンメーカーもおかしいんですよね。。。
『A色』のレジンはA1,A2,A3,A3.5,A4
マニアックな所で、A0.5,A5,A6 と8色展開です。
(知らないだけでもっとあるかも)
またメーカーによっても微妙に色が異なりその色の誤差を利用出来る時もあります。
ただ、『C色』になると
C1、C3,C4と色が3色展開・・・
因みにA色よりC色の方が色の深みがあり、色合わせはかなり難しくなります。
例えば、
A色の色のパターンを5とするとC色は10〜15と非常に色々な色があります。
(私見ですので突っ込まないように)
途中休憩
「色」と言えば『いろいろマン』
'
伊藤君と野田先生には笑えるネタに(笑)
(私的にも好きなネタなんですが^^;)
で、医院にあるレジンの中から使えそうなレジンを選択して。
術後
(いや、マヂ奇跡!)( ̄ー ̄;)
今回のケースで、『C色のレジン充填』の何らかを掴んだような・掴んでないような、掴んだような・・・
あ、因みに神経は守りましたよ!
術後レントゲン
⇒
しかし、C色は難しい。。。(><;)
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