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セラミックアンレーに3mmの穴を開けての根管治療
- 2023年9月 9日 09:00
- 歯内療法日記
昨日のブログ内容と似た内容なのですが、
修復物の適合が良い場合には修復物に穴を開けて根管治療することもあります。
患者さんは40代女性
以前、右上の直接覆髄を行いセラミックを入れたが最近になり違和感が強くなってきている。
とのこと
レントゲン
確かに神経付近まで人工物が見られますが特に悪い感じもないので様子見としました。
1年後
温かい物が気になるようになり、ずっとモアモアした感じが続いているとのことで
電気歯髄診断を行うと数値『8』 ほぼほぼ神経死んでいる数値でした。
EEデンタルの歯髄診断機は「0」~「10(Max)」で10であれば生活反応なし
私が正常と判断するのは1~2
開業前に必要と思いヤフーオークションで購入したものですが、20年近く経過しても未だに現役で使えています(笑)
患者さんにはレントゲンに根尖病変が出る前に神経を取った方がいいと説明
当時は2回法で治療をしていました。
セラミックアンレーに3mmの穴を開け根管治療
開口量が非常に小さな患者さんでNi-Tiが入らない為、ハンドファイルで根管形成
手で根管形成するのはかなりレアですが、一応基本は抑えているのでNi-Tiと同じような形成は行います。
ロータリーファイルのありがたみが分かります。
まだロータリーファイルを使っていない先生は使った方がいいですよ、
ただし使うNi-Tiファイルのセミナーに参加してやり方を教えてもらってください。我流だとすぐにファイルを折ってしまいます。。。
術後1年
レントゲンでは問題ないように見えますが、
患者さんは「たまにもあっとする感じがあるが、生活に支障はない」
ということで様子をみてもらうことにしました。
で、最近来院されたので見せてもらうと
症状もなく、問題無く経過しております!
セラミックアンレーをくり抜いたり
銀歯をくり抜いたり:歯の長持ちさを考える歯内療法(根管治療:抜髄) - EE DENTAL_Blog
セラミックブリッジくり抜いたり:2.5mmの穴からアクセスする根管治療 - EE DENTAL_Blog
色々くり抜いて治療をしていますね(笑)
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