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健診の位置づけと虫歯の発見

健診に行っていたのに虫歯があったというケース

実は、虫歯って患者さんが思っているほど簡単には見つけれません。 

  

検診に行っていたのに・・・

  

患者さんによく言う例えは

「ドラム缶に泥水が入っています」

「泥が沈殿した後の上澄みを見えない所で、そぉ~とすくった水だけ見たら」

「綺麗な水」

「ドラム缶の底から水をすくってくれば泥水と分かります」

これと同じでどこまで深く診査したか!?

  

歯科で言えば、

虫歯がない前提でうわべだけ見たのか!?

レントゲンを細かく撮って、顕微鏡で1本ずつ拡大して観察して場合によっては特殊な検査機器を用いて検査をしたのか!?

  

つまり【虫歯を探しに行く検査をしたのか!?】

 

で、当然虫歯の発見率は異なります。

  

 

今回の動画は歯科医師の先生(久しぶりに動画作りました)

沖縄から久しぶりの来院だったので、顕微鏡で口全体をチェックすると

「あれ、虫歯じゃないか!?」

 

レントゲンを撮ってみるも

2024 EEdental m7.jpg 

はっきり虫歯の所見はなし。 

 

ただ、経験上これは様子をみていては神経を取ることになると判断し

患者さんに説明後介入すると、大きな虫歯が出てきました。

術後の動画説明の際に患者さんの先生に「こんなに小さく処理してくれたんですね!」

と言われましたが、さすが歯科医師の先生

治療の難易度を分かってくれるのでやりがいがあります(笑) 

 

  

こういった奥歯の虫歯を3ヵ月に1回検診していても、かなり虫歯を見つけるのが得意な先生でないと痛みが出てから、「虫歯がありますね!」というケースになりかねません。

  

歯科でよくある検診に行っていたのに大きな虫歯が見つかる件に関しては

ある面保険診療では仕方がない部分があると思います。

歯が無くなる原因と歯の長期安定因子 - EE DENTAL_Blog

  

個人的な意見では、3ヵ月おきの裸眼での検診より2~3年に1回虫歯を本気で探す検査を受けた方が虫歯発見にとってはいい気がします。(超私見)

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