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抜歯と思えた歯、なんとか10年残ってくれています。
- Posted by: eedental
- 2024年4月19日 09:00
- 歯内療法日記
患者さんは50代女性
昔から来院してくれている患者さん
左上4
歯の周りを取り囲むように骨がなく、太い金属の土台も入っており
残すのは難しそうな状況
患者さんに残す治療にトライしてみるか説明し
治療出来るのならやってみたいとのことで保存治療を行いました。
根管充填
MTAセメントで根管充填しました。
治療回数5回
根管治療中に1本奥歯の超不適合アンレーをレジンで治療させてもらっています。
*ここまで分かりやすい不適合も珍しい
仮歯を入れ経過観察
根の先辺りの骨は治ってきてくれているのですが、側面の透過像はあまり変化なし
患者さんは仮歯で問題なく使えているとのことで、本歯を入れ経過をみましょうと説明
先日来院の際に、久しぶりにレントゲンを撮らせてもらいました。
うっすら透過像っぽいものもありますが、悪い感じはない。
患者さんも何の問題もなく使えているそう。
患者さんにはこのまま行きましょうと説明させてもらいました。
*右上5のレジンアンレーも10年経過しています。
抜歯の判断は先生毎に違います。
ちょっと悪くて早目に抜歯から、抜く時期を間違えて骨が大きく溶けるまで待って抜歯
この辺りの抜歯判断が色々あるのは仕方がない部分ではありますが、個人的には破折線がなければ残す治療はトライすることが多いです。
ただ、残らなくても同じ費用がかかる(ケースによっては更にオプションの治療までかかる)為、残す治療を受ける、残さず抜歯の最終判断は患者さんでいいと思います。
今回のケースもう10年持ってくれるといいのですがヽ(・∀・)
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