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支台歯形成
- 2024年5月21日 09:00
- EEデンタル こだわり
歯内療法専門医といいつつ補綴までやってしまっておりますが、基本的に結構形成は好きです(笑)
昔大学卒業時に1日歯科医師2人で患者さんを60名見ていた頃は形成なんてクラウンの下に埋まるんだから必要最低限の手間だけかければいいだろという考えでした。
ただ、師匠の歯科医院に就職したら「数より質」と求められるものが変わり、
師匠にも何度も形成のダメ出しを受け、スタディークラブの補綴コースにも参加し形成のイロハを教えて頂きました。
形成は最終系をイメージできていないとダメなので、師匠が使った模型をいくつも持ち帰り
色々観察して、形をトレースしてその形になるように日々練習
師匠の歯科医院を辞める頃に、飲みに行った担当技工士(大きな技工所)に
「先生が最初就職した時は模型の酷さは際立っており、ホントこの先生大丈夫か!?と最低レベルだった(笑)」
「ただ、最近の先生の形成は取引先の先生の中でもトップクラスで上手な形成になり、ウチの技工士のナンバー2、ナンバー3が担当していたんですよ」
と言ってもらえ、技工のプロからお墨付きをもらえたのがうれしかったです。
前にも書いたように、たくさんの患者さんを診る為の治療と一人の患者さんの質を求める治療は全く違います。(私見)
たくさんの患者さんを診る治療に必要な技術は、質の治療とは別の技術になります。
形成と言えば最近は老眼も入ってきた為、形成は全て顕微鏡下で行うようになりましたが、
結果形成レベルも1つ上がったなと感じます(自画自賛)
トライセクションを行ったケース
患者さんは50代男性 夜間の歯ぎしりも強く歯が折れてきてしまって・・・
第一大臼歯はトライセクション(分割抜歯)を行い保存を試みました。
分割した支台歯模型 頬側
咬合面
マージンはなるべく一筆書きのようなスムーズなラインを意識しています。
と、言っても補綴の専門医の先生の方が上手だと思います(笑)
クラウンSet
分割した部分も問題無くSetできました。
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