2025年9月アーカイブ
矯正治療から下の前歯の神経を取る!?
- 2025年9月 4日 09:00
- EEデンタル こだわり
患者さんは20代女性
矯正治療を勧められ治療を受けられたそうなんですが、
根の先に透過像・・・
矯正期間中だった為、骨が治る可能性もあった為経過観察をすることに
先日来院され診せてもらうと、
根尖病変っぽい所に骨も出来ているように見え問題無いように見えるので更に経過観察
ただ、先日かかった歯科医院では下の前歯は神経の治療が必要と言われたそう。
矯正期間中のレントゲンがあった為、この時期に比べれば骨は出来てきてくれているので
今は経過観察した方がいいよ!と説明させてもらいました。
過去にも書いてありますが、個人的に歯矯正治療で歯の寿命が延びるなんて幻想だと思いますよ。
成人歯科矯正のリスクとデメリットよく考えてからやってね。 - EE DENTAL_Blog
ホントこんな多くの日本人が成人矯正する必要はないと思います。
患者さんがまず理解する必要があるのは、歯科だって商売ですからね、
売り上げ上げる為には本当に必要か分からない処置だって売り込んでくる歯科医院もありますよ。。。
人生の後半なんて見た目より美味しい物を自分の歯で食べれた方がいいと思うんですけどね( ̄д ̄;)
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痛みの出てしまった歯の根管治療
- 2025年9月 3日 09:00
- 歯内療法日記
患者さんは70代女性
左上7の神経保存の治療を行ったが、最近になり痛みが出てきてしまったとのこと
レントゲン
大きな詰め物がしてあり神経付近まで削っているようです。
現在、鈍痛があり冷・温水痛があるとのことで根管治療を行うことになりました。
レントゲン上では神経管がかなり細くなっており、1本は神経管が認識出来るのですが・・・
経験上第2大臼歯の神経管はバリエーションが多く、必ず顕微鏡下で治療をした方がいいと思います。
*アメリカは州によっては第2大臼歯の根管治療は歯内療法専門医が行い、GPの先生は治療出来ないようになっているそうです。(理由は再治療になる確率が高く、医療費の無駄遣いだからだそうです)
小柄な女性患者さんでしたが、何とかラバーをして
前の先生はきちんと虫歯は取っており、綺麗な治療がしてあったのですが、
前の治療の際の虫歯が大きかったようで痛みが出てしまったように思えました。
*ある面これは仕方がないことだと思います。
ラバーダム後、1時間でレジンコアまで仕上げました。
*神経管系の処置は細菌感染を防ぐ意味でも1回で済ませた方がいいと思っています。(神経を取ってきちんと消毒して接着性のある材料で蓋を行う)
レントゲンに写っていなくてもMB根、DB根の入り口はすぐに分かったので
#08(0.08mm)のファイルを用いて神経管を探しましたが、この辺りは専門的な道具があった方がスムーズに治療が可能です。
*#06も医院にはありますが、細過ぎてファイルに腰がないのでケースを選んでしか使いません。
顕微鏡治療していない先生からすると、根管内なんか見れないんだから一緒でしょ!?と思われますが、
顕微鏡を日常で使っている人間からすると、根管以前に、髄角や根管口、イスムス部分も分かりそこを適切にピンポイントで処置できます。
歯みたいな小さな組織を必要最小限の治療で納めるためには、必ず顕微鏡はあった方がいいと私は思います!d(・c_・)
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根管治療 術後15年
- 2025年9月 2日 09:00
- 歯内療法日記
2007年に開業して18年目となります。
ありがたいことに、20年近く自費専門でやっていけています。
先日カルテ番号の若い方が歯がかけたということで来院されたので、
ついでに昔治療した歯のレントゲンも撮らせてもらいました。
覆髄した歯が痛いとのこと
抜髄処置を行いました。
当時はしっかりシーラー付けてコンテニアスウエーブで根管充填していました。
術後1年
問題無く経過しています。
先日来院されたので
術後15年にしては良い感じです。
経過を見て行くと当時はこうやっていたんなだと思うことが色々出てきます。
今出来る最大限のことをさせてもらっています。
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