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マニアックレジン: 2011年11月アーカイブ

歯の色調再現性(レジンで歯の色合わせ)

お正月のお知らせです。

http://eedental.jp/eeblog/2011/11/post-387.html

 

 

患者さんの中には

「レジンの色ぐらい簡単に合わせてよ」

とお思いの方がおられますが。

 

歯の色合わせってかなり難しいんですよ(。-`ω-)

歯の色も歯ぐきよりで黄色、歯の先にに向かい青白く透明感が出てれていきます。

1本の歯でもレジンを何色か使用しないと歯の色は合わせきれません

(o`・ω・)ゞデシ!! 

 

 

今日のベスト「レジン治療」

    術直後

2.jpg

    術中

1.jpg

*右の小さな歯はレジンを5色使用しました。

サービカル、OA4,OA3、クリアー、エナメルA3

+ファイバーコア

 2ban.jpg

31.jpg 4.jpg   

治療時間2時間

 神経のない歯をビルドアップで修復

 

今回は隣の歯がメタルボンドだったので、隣のセラミックの歯に合わせて色を合わせました。

天然の歯に似せる技術と人工の歯(セラミック)に合わせる技術

 

 

 

 

「嘘」をついておりましたm(_ _;)m

 

 

 

たまたまセラミックに似たケースでした   (。´-ω・)ン?   

zu1.jpg 

   

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MTAの決定的な欠点 (歯が黒く変色する 黒変)

まずは、前歯の動画を

非常に思いで深い1症例なんですが、

http://eedental.jp/eeblog/2009/12/2-1.html

 

レジン治療の前に根の方に問題があったので根管治療をさせて頂きました。

http://eedental.jp/eeblog/2009/12/post-26.html

 

で、その際にMTAで根の先端4mmぐらいを詰めて治療を終えました。

 

 

幸いなことに根の方の病変は2年で綺麗に治ってくれました!ヽ(・∀・)ノ

MTA kuro.jpg

 

が、

治ったのはいいのですが、問題が発生・・・(><;)

歯の色の問題。。。

 

実はMTAを使用すると歯が黒く変色することがあります。

術直後     術後2年

MTA2.jpg MTA.jpg

 

4年前ぐらいに調べものしていてこんなことが起こると言う報告は知っていましたが、

(日本では月星先生、福西先生が6年前ぐらいにクイントで報告していたかと)

実際前歯で起こると問題ですよね。。。

 

と言うか、

エンドレジンで診療組み立てている私には死活問題!

(神経取ったら全てセラミックで被せてしまう先生には問題にならないかもしれませんが・・・)

 

不思議なことに、

同じ術式をとっても黒変が強く出る時、弱く出る時、出ない時があります。

・多少変色したケース

M4.jpg M3.jpg

・変色ないケース

M2.jpg M1.jpg

ということで、ここ2年前歯などの黒くなって困ってしまう場所には

・MTA根管充填

・MTA直接覆髄法

は避けるようになりました(p・Д・;)

 

そういった理由からこのケースもMTAをあえて使用しませんでした。

http://eedental.jp/eeblog/2011/04/post-274.html

 

成功率もこだわりますが、

残った後のことも考えて綺麗に治療したいですからね!

v(・ω・)

 

 

と言うかメーカーもそろそろ売るだけでなく、こういったことオープンにしていかないと。

 

と思う院長でした(ー△ー;)

 

 

 

次回この黒変どこまで深く黒くなっているのか!?

の報告を!

 

 

 

暇な時に書きます。

 

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フロアブルレジンのチップ

お知らせ、

今年のEEデンタルお正月休み 

2011年12月25日〜2012年1月3日まで

_________________________________ 

 

 

このブログ意外にも歯医者の先生に多く見て頂いているようで(汗)

(歯医者の方が多いんじゃないか!? ともある先生に言われましたが・・・) 

 

たまにブログ・動画の内容のことで質問が来ます。

中でも一番多い質問が(たぶん今年4人の先生にメールを貰っているはず)

「動画の中で出てくるフロアブルレジンのチップは何ですか!?」

 

 

フロアブルチップなんですが、

かなり色々試しましたが1年前にようやく欲しいものが見つかりそれを使用しています。

(かなり無駄に買ったものが段ボールに入っています(笑))

 

臼歯部のレジン充填の際のテーブルの上

DSC01395.jpg

これ1つづつ説明してくれはご勘弁下さいm(_ _;)m

 

で、今回のネタ【フロアブルレジン】ですが、

同じ色OA3(透過性のない)でも5本準備しています。

(でも、頻繁に使うのは3本なんですけどね)

DSC01398.jpg

 

私は臼歯部のレジン充填は基本的に2シェードで詰め物を作ります(^―^)

(2色とはフロアブルのオペークA3+固形のクリアー

 

こんな感じ

 

最初のOA3を詰める時いかに簡単に素早く詰めるかを求めると、5本用意することになってしまいました。(でもよく使うのは写真の3本)

 

例えば、

料理人が切るものによって包丁を変えるように( ̄▽ ̄)ノ

(魚と肉は同じ包丁では切りませんよね)

左官屋が盛る場所によりコテを変えるように( ̄▽ ̄)ノ

(広い面と隅の場所では小手のサイズ変えますよね) 

 

私は詰め物の場所によりチップの先を変えています( ̄▽ ̄)ノ

(稀な歯医者代表ですので参考にしないでください^^;)

 

 

で、このチップはどこのメーカーなのか!?

 

基本的にフロアブルレジンとチップの相性もあります、

私が頻繁に使用するベースレジンはクラレのマジェスティLV(OA3)です。

*OA3とはオペークシェードのA3ということです。

 

結構マジェスティLV優秀なシリンジで押す圧などもいい感触ですd(^□^)

造影性もバッチリでお勧めできるレジンです。

(因みにクラレからは1円ももらっていませんので(p・Д・;))

 

それと透明感を演出したい時がどうしてもあります、

その時に使うレジンが松風のビューティフルフロー(INC F03)

(名前ほどビューティフルではないですが^^;)

 

OA3:5本+クリアー:1本の写真 

barie-syon.jpg 基本的にチップは

・ノーマルチップ(マジェスティーLVに付属するやつ)

ナノチップ 青い物 (ウルトラデント 通販で購入して下さい)

・テトリックカラー ウルトラファインチップ  (イボクラ ステインに付属するチップのみを購入)

 

最初はノーマルチップのみだったんですが、「細かい場所に詰めれない!」(´-ω-`;)ゞ

で、三橋先生のお勧めナノチップ(青いやつ)を購入 

で、このナノチップいいんですが、先が短い!

詰めたい窩洞部分に届かないことがよくあり、

ナノチップのような細い長い物を探した結果

エンプレスダイレクトのセミナーで、たまたまウルトラファインチップ見つけました。

 

 

で、この付属するチップとテトリックカラーのチップは、

買ったままの直タイプとプライヤーで先を曲げたものの2種類を準備します。

【曲げたもの】

DSC03256.jpg

どちらかと言うと曲げた方が使いやすいです。

 

曲げる角度は自由ですが、私はホーのプライヤーでチップの中間部から、30〜40度ぐらい曲げてしまっています。

 

  

 

 その他、全く使えないプレミスのフロアブルチップ・・・

 

だったのですが、実はこれ、シリコン印象に用いています(; ̄ー ̄A)

【シリンジ+プレミスのチップ】

DSC03258.jpg

シリンジの容量が1.2mmなので使用するシリコンの量を大幅に削減でき経済的。

またシリンジは簡単にシリコンが外せるので、消毒して再利用も可能、先のチップは捨ててくださいね^^;

 

こうすればシリコンのインジェクション(歯に流す方のシリコン)今までの1/3以下の量で印象取れます。

 地球とお財布にやさしい方法です(笑)

【シリコン印象】

ただ、支台歯が3本になるとこの1.2mmlの量のシリコンでは容量不足になります。。。

 

とレジンのチップとは違うことまで書いてしまいましたが、今はこんな道具使っています。

 

すみません、一般の方置き去りのブログの内容になりましたm(_ _;)m

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レジン充填の正解

治療した部分、分りましたかね!?(・ω・;)

http://eedental.jp/eeblog/2011/11/post-381.html

 

ni1.jpg

治療は大きく削るセラミック治療ではなく、歯を殆ど削らないレジン治療で治療を行いました。

 

 

 

seikai.jpg

←正解はこちらクリック

 

 

 

向かって右側のハイブリットアンレー(右側の赤丸の部分)もレジン充填で治療を行いました。

最近思うのはアンレーでも抑える所抑えると綺麗に充填は可能だと思い始めました!

 (幸いまだ割れてきたことないです)

 

 

以上、正解でした!(^ー^)ノ

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