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マニアックレジン: 2021年2月アーカイブ
親知らず 手前の歯の虫歯治療 EENOボール使用
- 2021年2月 5日 09:13
- マニアックレジン
一番奥に傾いて生えている親知らず(第3大臼歯)
この歯の影響で食べカスが詰まりやすいなどの症状がある人は要注意です。
食べカスが長く停滞するような場所は非常に虫歯が出来やすいです。
言わば、虫歯の発生装置のような状況になってしまいます。
レントゲンで見るとこんな感じ
親知らずが斜めに生え、接している部分に大きめの虫歯が分かります。
手前の第1大臼歯にもコンタクトからかなり大きな虫歯が・・・
歯と歯の間の虫歯は発見が難しく、治療が後手になりやすい部位の1つではあります。
個人的には歯と歯の間の虫歯は顕微鏡&小さなサイズのレントゲンの組み合わせで見つけに行きます。
*咬翼法がコンタクトカリエスの発見にはベターとされます。
**残念ながら裸眼での簡単な診察では殆ど見過ごされがちです。
今回のような場合、まずは親知らずの抜歯を口腔外科でしてもらい。
腫れと痛み、出血が収まる3週間後に虫歯治療を行います。
第一大臼歯の虫歯はかなり大きかったですが、一応覆髄を行いレジン充填
今回の患者さん反対側も親知らずが斜めに生えており、
レントゲンを撮るも、
虫歯かよく分からない。。。
この場合口腔外科で親知らずを抜いてもらい、
再度診断を行うと
虫歯と分かり、その部分をくり抜きレジン充填
手間は非常にかかりますが、EENOボール(錦部製作所)
EENOスフィア・EENOボール形状 | 歯科器具職人|究極の超音波スケーラー用チップでのスケーリング (nishikibe.co.jp)
などを使用すれば大きく削らず治療が可能です。
この虫歯、治療法によっては非常に予後が悪いので注意してください。
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