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奥歯の治療精度(メタルアンレー&インレー)
- 2021年2月10日 09:05
- EEデンタル こだわり
患者さんは40代女性 全体的な虫歯治療を希望
今回は右上のブロック
レントゲンを撮ると・・・
「。。。」
これは、ちょっと残念な治療痕が・・・
これで良しとする歯科医師の治療基準って・・・
1本ずつ説明すると
一番奥歯
歯の外型線に対して金属が大きく合っていない
銀の下に大きな虫歯がある(実際かなり大きな虫歯でした)
歯茎の下まで虫歯が進行している(歯茎の下の虫歯は極端に難易度が上がります)
*EEデンタルでは外科的レジンで対応しています。
こんな感じで歯茎の下の虫歯は処置しています。
次に奥から2本目の歯
入れたインレー(銀歯)と歯に隙間があり、そこから長期的に2次カリエスになったと推測
(術後1~2年ではこのような虫歯にはまずなりません)
患者さんには
歯茎の中の虫歯でかなり治療難易度が高いこと、神経を取る必要が出てくる可能性があることを
説明させてもらい治療スタート!
意外にも第2大臼歯は露髄(神経が出る)せずすんだものの第一大臼歯は露髄・・・
直接覆髄を行い、ゴールドアンレー製作
*現在症状はありません。
私は、歯髄保存のポイントは
可及的に象牙質を封鎖が大切だと思っているので、
レジンコーティング(削った面にレジンを1層詰める)をして象牙質を隠すことを行い
できるだけ短期間でフィニッシュさせています。
治療回数2回(2週間)ゴールドアンレーSet後のレントゲン
虫歯が非常に深く、骨の横まで進行していました。
2本とも歯肉に接する部分はレジンです。
縁上までレジンを盛り上げて、マージンラインをレジンで作ります。
*私の概念は【ベース=レジン充填】で印象前の最終形態をレジンで作ります。
従来のモサッと多めにベースして再形成は行っていません(非常に非効率でエラーが出やすいので)
2本とも虫歯は歯茎の下の骨の場所まで進行しておりましたが、顕微鏡下でギリギリ処置ができました。
*同じことは裸眼では10000%無理だと思います。
確かに保険治療では時間と手間がかけられない面はあると思いますが、
なるべくならきちんとした処置をしておいた方が歯を失わずに済みますよ。
歯科の場合「安物買いの銭失い」ならぬ「安物買いの歯、銭、時間失い」と最悪の場合なります。。。(・ω・;)ノ
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