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EEデンタル こだわり: 2013年10月アーカイブ

審美と清掃性の為の小矯正(稀にしかしませんが)

基本的に、私あまり治療範囲を広げたくないのですが、
(歯内療法とレジンに特化したいので)

極たまにこんなこともしています。

 

 

術前のレントゲン

EEdental yam (3).jpg

歯茎から膿が出てくるとのことで、

真ん中の歯の保存治療を希望されたのですが・・・

 

歯質もなく、さすがにこの状態では保存不可能( ̄ロ ̄lll)

前の先生も相当頑張って保存を行ったみたいなのですが、

やはり健康な部分がなさすぎる。。。(=ω=;)

 

 

で、問題はこの状態

この状態で普通に抜歯をすると、

EEdental yam (4).jpg

黒く塗った部分まで骨が下がってしまい、ブリッジを作る際に1本だけ

もの凄く歯が長いダミーの歯を作らなくてはいけないことに・・・

 

シュミレーションすると、

e.jpg

こんな感じで見た目が悪くなってしまいます。

 

1本だけ歯が長いとその歯の周りには食べカスが引っ掛かってしまい掃除も大変(-ω-、)

 

 

一度減った骨を何とかする為には、

「矯正してみます?」ヾ(´∀`)

 

 

EEdental yam (5).jpg

ただ、歯抜けの状態ではかっこ悪いので

唇側から見ると、

EEdental yam (6).jpg

一応歯はある感じに

 

そして、この矯正装置で歯を引っ張り上げると、同時に骨と歯茎も上に上がるという

体の法則を使い、月に1回矯正用のゴム交換を行います。

どのぐらい動いたかは定期的にレントゲンで判断します。

EEdental yam (7).jpg

黄色い部分がひっぱりあげた部分、ここの部分には徐々に待っていれば、骨が出来てきてくれます。

毎月、毎月ゴムの交換を行い半年もすると、

EEdental yam (8).jpg

ここまで骨が出来上がってくれました。

 

そして、矯正で引っ張り出した歯を抜くとこんな感じ

EEdental yam (9).jpg

EEdental yam (10).jpg

 何もせずに抜歯していたら、この高さに歯茎はありません。

 

このように小矯正をして、骨、歯茎を理想的な位置に持ってきた後に

セラミックブリッジを入れると、

EEdental yam (11).jpg

どこに歯を入れたか分からない状態に!

 

 

 

レントゲンで見てみると

EEdental yam (12).jpg

最初この黒い部分の骨がなくなると予測していたのですが、

この部分を見事にリカバリーできました。

 

 

ホント審美治療は地味な土台の上に綺麗な花を咲かせるようなものです。

EEdental yam (13).jpg

 

セラミックブリッジを入れて、7ヶ月後

EEdental ya1.jpg

 技工士が上手なのが一番の手柄なんですが(笑)

 

手間をかけた分、こんな感じを回避できました。

e.jpg

 

削って、被せるだけが審美治療ではないんですよ( ・ω・)ノ

治療期間:1年

たまたま綺麗に治せた1症例です(>ω・)ノ

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