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色合わせの難しい「C色のレジン治療」

患者さんはあまりよく知らないと思いますが、歯の色は色々な色が存在します。

 

 

言いかえれば、肌の色のように「白」、「黄色」、「黒」とあるようなものです。

またこの肌の色でも、黄色人種でも日焼けした肌の色、美白を頑張り白い方、

微妙に色々な色が存在しますヾ( ̄∇ ̄)

 

歯の色も同様に色々な色があるのですが、中でも色合わせが難しいのが『グレー系』の歯の色C色

以前のブログ

なぜ難しのか?

http://eedental.jp/ee_diary/2011/08/post-350.html

たまたま合ってくれたC色症例

http://eedental.jp/ee_diary/2011/09/post-368.html

 

基本的に私、このC色の歯の患者さんは術前に

「虫歯を治して、段差がないように詰めますけど色はまず合いませんよ」

とお話します。

 

レジンメーカーもC色は殆ど対応出来ていないのが現状です。 

C色の歯の色の患者さんの数が少ないので、商品が売れずにあまり積極的な開発がされていません。

EEデンタルでも年に数人なので、1/10ぐらい使った所で使用期限が来てしまい廃棄となります(TωT)

 

 

また色々なメーカーの出している色が合っても、色の表現が難しいのがグレー系のC色なのです。

今回、のケースはたまたま合ってくれたケースですが、

真ん中の歯を削った所 ⇒ 詰めた所

EEdental sa (1).jpg

このケース、メーカーのC色のレジンは使わずに、自分で何色か色を調合して色だしをしてみました。

絵具のようなレジンを混ぜ合わせて、その歯の色に近いレジンを作りだす。

 

グレー系クリアー色をベースにに「紫」+「茶色」+隠し味に「ピンク」を調合

もう歯医者とは思えないような、行動に・・・( ^З^;)

 

たまたまですが、色がバッチリマッチしてくれました。

 

 

ただ、奇跡の1ケースで同じことはほぼ不可能だと思いますが、

綺麗にできたので記念にブログにしてみました!(笑)

 

 

たぶん、次に調子に乗ってC色治療したら・・・

sipaidaaman.gif

こんな感じになりそう(p・Д・;)

 

 

なんとなく、C色の調合レシピが決まりつつあります。

また12月の『レジンハンズオンセミナー』で時間があればレシピを話しますね( ・ω・)ノ

(歯科研鑽会へ来年はハンズオンしませんので、あしからずm(_ _;)m)

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