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色合わせの難しい「C色のレジン治療」
- 2013年10月22日 16:14
- マニアックレジン
患者さんはあまりよく知らないと思いますが、歯の色は色々な色が存在します。
言いかえれば、肌の色のように「白」、「黄色」、「黒」とあるようなものです。
またこの肌の色でも、黄色人種でも日焼けした肌の色、美白を頑張り白い方、
微妙に色々な色が存在しますヾ( ̄∇ ̄)
歯の色も同様に色々な色があるのですが、中でも色合わせが難しいのが『グレー系』の歯の色C色
以前のブログ
なぜ難しのか?
http://eedental.jp/ee_diary/2011/08/post-350.html
たまたま合ってくれたC色症例
http://eedental.jp/ee_diary/2011/09/post-368.html
基本的に私、このC色の歯の患者さんは術前に
「虫歯を治して、段差がないように詰めますけど色はまず合いませんよ」
とお話します。
レジンメーカーもC色は殆ど対応出来ていないのが現状です。
C色の歯の色の患者さんの数が少ないので、商品が売れずにあまり積極的な開発がされていません。
EEデンタルでも年に数人なので、1/10ぐらい使った所で使用期限が来てしまい廃棄となります(TωT)
また色々なメーカーの出している色が合っても、色の表現が難しいのがグレー系のC色なのです。
今回、のケースはたまたま合ってくれたケースですが、
真ん中の歯を削った所 ⇒ 詰めた所
このケース、メーカーのC色のレジンは使わずに、自分で何色か色を調合して色だしをしてみました。
絵具のようなレジンを混ぜ合わせて、その歯の色に近いレジンを作りだす。
グレー系クリアー色をベースにに「紫」+「茶色」+隠し味に「ピンク」を調合
もう歯医者とは思えないような、行動に・・・( ^З^;)
たまたまですが、色がバッチリマッチしてくれました。
ただ、奇跡の1ケースで同じことはほぼ不可能だと思いますが、
綺麗にできたので記念にブログにしてみました!(笑)
たぶん、次に調子に乗ってC色治療したら・・・
こんな感じになりそう(p・Д・;)
なんとなく、C色の調合レシピが決まりつつあります。
また12月の『レジンハンズオンセミナー』で時間があればレシピを話しますね( ・ω・)ノ
(歯科研鑽会へ来年はハンズオンしませんので、あしからずm(_ _;)m)
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