Home> 歯内療法日記: 2017年10月アーカイブ
歯内療法日記: 2017年10月アーカイブ
10年ひと昔
- 2017年10月26日 09:10
- 歯内療法日記 | EEデンタル こだわり
まだ10年は経過していないのですが、
昨日、レジンがかけたと昔治療させてもらった歯科医師の先生が来院
レントゲンを撮らせてもらうと
問題なさそうです。
ただ、過去の自分の根管治療を見ると
やはり昔と今は考え方が変わっているなと感じます。
自分なりに臨床から得られるものをフィードバックして
今の臨床になっていることを感じます。
また数年後今やっている自分の症例を見れば、
また違った部分、修正した方がいい部分が出てくると思います。
退化にならない変化をしていきたいと思います!
年齢的にも後数年で歯科医師のピークを迎えるんだろうなと最近よく思います。
ただ、歯科医師はスポーツ選手と違いピークを越えてどう変化していけばいいのか、
その辺りも手探りで探って行きたいと思います。
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
親知らずの影響で大きな虫歯⇒神経が死ぬ(ネクローシスパルプ)
- 2017年10月25日 09:09
- 歯内療法日記
患者さん自身では健康な歯だと思っていたのですが、
親知らずを抜いた際に先生から大きな虫歯があると言われた患者さん
親知らずの影響で大きな虫歯ができ、知らない間に神経が死んでしまっています。
また手前の歯の黄色○の部分は歯に穴が開いており、根の先にも感染が見られます。。。
非常に難しい状態の歯でしたが、保存治療を行いました。
一番奥の歯は遠心側の虫歯治療を行い、その後3mmの穴から根管治療
奥から2番目はパーフォレーションリペアを行い、手付かずであった神経管を処理
そして、6カ月経過後
問題なく経過しており、この状態であれば、
かかりつけに仮歯から本歯を作ってもらうようにお話させてもらいました。
かなり難しい治療でしたが、何とか保存ができそうです。
この後1年予後まで経過をみて終了となります!
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
レントゲンに入らない大きな病変 感染根管治療
- 2017年10月12日 09:03
- 歯内療法日記
昨日の患者さんは、
1人目:名古屋
2人目:知多市
3人目:富山県
4人目:京都府
5人目:埼玉県
と何県にある歯科医院なのかよく分からない・・・
(たまにこんな日があります( ̄ー ̄;)
富山からの患者さんは6カ月検診
術前のレントゲン
レントゲンに入らないぐらい大きな根尖病変が見られます(★。★)
【樋状根】であり、遠心根以外ほぼ手つかず。。。
下顎第2大臼歯の樋状根は日本人の女性に多い歯です。
また神経管の形も非常に複雑で、治療は非常に難しい歯になります。
*顕微鏡なしに神経管の把握はまずできません。。。
こうならない為にも、
1回目の抜髄できちんと根管治療しておくことをお勧めします。
何とか残せれば残したいとのことで治療をスタートするも、
歯の中からは膿が出てくる状態
1か月おきに来院して頂くも毎回歯の中には膿が貯まっている・・・
3回目の治療時も排膿が見られ、次も同じであれば抜歯など考えなければならないかも。。。
(*基本的に私は同じことを続けて治らなければ「抜歯」も立派な治療選択肢だと思っています)
治療開始から4カ月目の治療4回目 ようやく膿も止まり
治療5回目にして根管充填根尖MTA上はGP
(*現在だいたい大臼歯の治療は平均2回で済ませています)
根管充填
綺麗に充填できました!(・∀・)っ
そして昨日6か月後のレントゲン診査
骨が少し戻ってきており、歯槽硬線が出てきました(・∀・)
溶けた骨も大きいのでまだまだ骨が全部出来ている訳ではありませんが、
治癒傾向は見られ始めました。
とりあえず、かかりつけで銀歯を作って頂き、
また半年後の1年予後のレントゲン審査をする予定となりました。
大きな根尖病変というのは数年単位で成長していきます。
ですので、年に1回ぐらい歯科医院で検診を受けられることをお勧めします。
また、下顎第2大臼歯(樋状根)の再治療は非常に難しいので、
歯内療法専門医をお勧めします!(・д・)ノ
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
抜歯宣告を受けた前歯(パーフォレーションリペア)
- 2017年10月 5日 09:01
- 歯内療法日記
女性の前歯ということもあり、何とか残したいという患者さん
近医の先生は残すのは難しく抜歯しかないとのこと、
ネットで検索して『歯内療法専門医のEEデンタル』へ
レントゲンをみると太いメタルポストが入っており、
しかもポスト形成中に歯に穴を開けてしまい、そこが感染⇒膿が出る
(これでセラミッククラウンを入れるとは恐れ知らず・・・)
レントゲンをみると病変が2つ・・・
とりあえず残す方法でスタート
コア除去からパフォリペア+根充+Fコア+仮歯までを1回法で
*根管治療は回数をかければ治るという治療ではありません、1回でも感染源さえ綺麗に処理できれば治って来てくれます。
治療後、すぐに膿も止まり徐々に違和感も減り
経過を見て行き1年後
だいぶ骨が出来上がってきてくれています。
抜歯の判断基準というのは先生毎に違います。
歯内療法・根管治療に問題があり抜歯となった場合
最後の選択肢として「歯内療法専門医」に残せないか聞いてみるのも1法です(・з・)ノ
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
- Newer: 歯内療法日記: 2017年11月
- Older: 歯内療法日記: 2017年9月
Home> 歯内療法日記: 2017年10月アーカイブ
- 購読
- Powerd By