歯と歯の間の虫歯
- 2010年5月31日 18:41
- マニアックレジン
歯と歯の間の虫歯が出来てしまった場合、日本では銀歯で治すことが一般的ですφ(・ω・ )
ただ、銀でなくレジンと言う選択肢もあります。
例えば歯と歯の間に虫歯が出来た場合
歯と歯の間の虫歯であれば、左のようにレジンで小さく削って小さく処理することが現代治療では可能です(´・ω・`)ノ
http://www.youtube.com/watch?v=LmHeI6T2JEE
レジンは比較的寿命が短いと言われる材料ですが、最近のデーターでは銀歯とレジンの寿命にはさほど差は無くなってきています。
また、レジンの非常に大きなメリット大きく削らずにすむという点です。
(上の写真の左と右では削る量が大きく違います)
ただし、歯と歯の間を銀歯と同じ精度でレジンを詰めるのは非常に難しく時間がかかってきてしまいます。
同じ時間手間なら銀歯の方が安定するのではないかと私は推測しています(推測ですが)
因みに右の銀歯は100年前に提唱された方法です| ゚Д゚)φ.....
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AA%A9%E6%B4%9E
誤解を生まないように言っておくと、今多くの方が受けられている保健歯科治療
これは虫歯の多い日本人を効率的に治療する為にできた制度であり、歯科においては最先端の治療が改定の度に組み込まれ国民に提供されているものではありません。。。
http://tomodoku.net/insurance/c6.html
レジン治療においては私が歯科医師になった11年前の方が治療費は高かったです。(4000円弱)
現在は3000円ちょっととなり改定の度に治療費が安くなっています(ー_ー?)
治療費のは下がるのに、材料代は年々上がる。。。(ー_ー?)(ー_ー?)
ただ、とうとう企業も方向転換をしてきてしまい、新しい優れた材料は自費レジンとして認可を受けるような流れになってきてしまっています。。。
良い材料を作るにはそれなりの投資が必要です(・∩・)
市場がなければ企業も投資をしませんし、企業は利益が生まれなければ参入もしてきません。
保健制度自体は国に決められた社会主義制度なのに、それを取り巻く多くの部分は資本主義。。。
自費レジンは材料屋さんに聞いても、全く売れていないそうです。。。 (><;)
今日新しく入って来たエンプレスダイレクト非常に良い材料なのですが・・・ (。-`ω-)
少し愚痴っぽくなりましたが、レジンの話しでしたね(・∀・)ゞ
例えば、http://eedental.jp/eeblog/2010/05/post-101.html
この患者さん虫歯が14本あったので、
普通に治療を行えば銀歯だらけの口腔内(鉱腔内:「鉱物」だから^^;)
えっ、
まぁ、いいや( ゚ ▽ ゚ ;)
どちらの治療がいいですか!?
因みにこのケース
患者さんが銀歯を入れてから、1週間後に当院に来られレジンで再治療した方です。
削ってから転院してくる方も
なるべく削らず綺麗に治したい方
(殆どの患者さんだと思いますが^^;)
歯科医院を選べばレジンで治せることも知っておかれた方がいいですよ。
*)歯と歯の間のレジン充填は非常に難しいのと、段差なく詰めるには必ず顕微鏡や拡大鏡などの道具が必要になってきます。
因みに不器用な私は1本の歯を詰めるのに1時間半かけています(。´-д-)
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