Home> 歯内療法日記 > 2010年 『根の治療』 コンセプト

2010年 『根の治療』 コンセプト

根管内洗浄について、書こうと思いはや2ヶ月、放置しまくりで。。。

で、いざ書こうと思ったのですが・・・

 

実は先週末同窓会があり根の治療のことを色々聞かれたのですが、

根の治療の「コンセプト」これに違いがあり・・・( ̄~ ̄;)

(11年前に大学で習ったことは少し変わっています)

 

これは洗浄(イリゲーション)のことを書く前に書かなくてはと、ということで今回は大きな1つの考え方を

(ただし、時代、時代でこの考え方は少しずつ異なっていきますので2010年とタイトルをいれました)

 

現在の最先端の根の治療のコンセプトは

「いかに歯の中の余分なもの(神経、細菌)を歯の外に出すか」

と言うものです。

 

時代的背景として、その昔、

根管治療は根管根管充填材を綺麗に緊密に詰めれば治療が上手く行くと考えられていました

が、この考えは「今はなしです!!」

 

昔の考えでは、『汚い床にワックスをかける』でもOKなのです。。。 (><;)

 :歯の中

ワックス:根管充填

当然、『綺麗な床にワックス』をかけた方が良い訳です。

 

歯の中(根)が綺麗になれば多くの歯は治ってきます。 

 

ただ、一度生活を始めた床は新品同様の綺麗な床には出来ません。

⇒『一度感染した歯には細菌が住みついてしまい細菌をゼロにすることは出来ません』

目標はゼロですが、ゼロにはならないことも事実です。

 無菌操作と無菌治療は異なりますからね。話すと長くなるので今回は省略 

 

 

『細菌を出来るだけ少なくした所で根管充填してして細菌を動けないように封鎖してしまうと言うのが世界的な潮流です。』 

 

もの凄く簡単に言えば、

丸太の中にいる10000匹のシロアリを悪さができない数(例えば50匹)まで減らしてしまい、チラホラとしかいないシロアリの巣にコンクリートを流し込んで今いる白アリも身動きがとれないようにする。

 

では10000匹の白アリ(細菌)を減らすことに着眼すると、

1、ガバっと巣ごと削り出し数を減らす(機械的洗浄)

2、消毒液を流し込んで数を減らす(化学的洗浄)

 

 の2つがあるのですが、これはまた次回(たぶん)

 

昔の考え方⇒現代の考え方は

根管充填までの過程:『機械的洗浄+化学的洗浄』の方に重きがおかれるようになっています。

 

これを書くとでは根管充填は軽視しているように見られるのですが違いますからね(・ε・)

 

*綺麗に根管充填がエンドの予後を左右すると言うイングル先生の報告が20年以上前にもありますが。。。

 

ただ、きちんと根管拡大・根管内洗浄したら、普通セットで根管充填も綺麗にすると思うんですよ。

 

綺麗に根管充填出来た=綺麗に根管形成した=歯の中の余分なものをある程度除去出来た

と私は考えていています。

逆に言えば、綺麗に根管充填する為にはそれまでのステップをきちんと行わないと綺麗に根管充填できません。

積み木の一番上に根管充填が来ると言ってもいいでしょう。

 

 

 

 

非常に個人的な意見なのですが、 

根管治療後の予後は根管充填が支配するのは80%間違え だと思っています。

(ガッタパチャーが長く残っているものほど根の病変は出来にくいとの報告もありますが^^;)

 

細菌さえいなければ、根管充填していなくても病変はできないものもありますし、二昔前などは綿栓根管充填と言って綿しか詰めていなくても病変が出来ていなかったものもあります。

どちらかと言えば、 「根管治療後の予後の支配は根管口をどのようにして塞ぐか!?」だと私は考えています。

 

なんか読み方によっては矛盾したことだらけですね(笑)

 

 

 

「根の治療後に細菌が入れない状態をどれだけ維持できるか!?」

 

一般の方だと難しいですかね^^;

例えば掃除で巣の中の白アリが50匹になったとしましょう。

ですが巣の外に出ていた白アリが、応援に直に駆けつけてしまいます。

根管充填後(根の治療直後)は、巣の入り口はまだ開いた状態です。

 

応援隊の白アリを中に入らせない為にするには、入り口を塞ぐ必要があります。

 

綺麗に根管充填してそのままガッタパチャーを唾液に触れるようにしてしまうと、直にガッタパチャー(ゴム)は唾液感染します。

ガッタパチャー自体歯との接着はありません、空間を埋めておくだけの材料ですね。

 

歯で言うと1つ目の封鎖扉が支台築造(土台)、2つ目が被せ物(セラミック、ゴールドクラウン)

なのです。

 

3ピース.jpg

ですからきちんとした根管治療後には

どれだけ精度の良い②支台築造(土台)を入れたのか!?(1つ目の防御壁)

精度の良い③被せ物を入れたか!?(2つ目の防御壁)

 

こちらの方が根管治療の成功率を大きく左右する因子になると思います。

 

 

 

ですから、EEデンタルでは根の治療で来院されても

セットで1つ目の防御壁の②支台築造(土台)まで治療をさせてもらっています。

 (唾液にガッタパチャーを触れさせたくないので全て直接法で土台を作ります、間接法にすると細菌感染のリスクが高くなるので。。。 かなり細かな重箱を突くレベルの話しですが、1%でも成功率を上げたいので)

 

 

 

シンプルに書くと

「余分なものを取り除き歯の中を綺麗にする。」

そして

 「土台はガッタパチャーが感染する前に入れてしまう」

  

です。 

 

 

 

 

 

ウチのブログ同級生も見ているようなので、ウソを1箇所入れておきました。

 自分で見つけてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(嘘)

 

これ読んで見学きてね^^

 

Index of all entries

Home> 歯内療法日記 > 2010年 『根の治療』 コンセプト

購読
Powerd By

Return to page top