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顕微鏡歯科 モビルスーツ編
- 2017年12月15日 09:09
- 院長の趣味の世界 | EEデンタル こだわり
セミナー、学会などに行くとたまに面識のない先生から声をかけられます。
多くの場合はブログを見てという出会いですが、
先日の先生は
「学生の頃から先生のブログをみています」
「顕微鏡を使えば先生と同じことが出来ると思ったのですが、現実できません」
と話されていました。
10年もブログを書いているとネット世代の学生さんが歯科医師にもなりますよね( ̄ー ̄;)
今の私には顕微鏡はマストツールですが、
スタート時から今と同じことが出来た訳ではありません。
卒後、遊び過ぎていて何一つ得意分野がない人間でした。
私が大学を卒業する頃にようやく「拡大鏡」という単語がでてきましたが、
モビルスーツ(顕微鏡)の噂は聞く程度で現実実機は見たことさえありませんでした。
師匠の歯科医院に就職してしばらくして、
モビルスーツに体験機会があるということで
とりあえず、書籍を読みまくる
その後、
実戦に出る前にひたすら練習
・拡大視野に慣れる(酔う時がある)
・左右逆の動きがスムーズに出来るようにトレーニング
*医科の顕微鏡治療とは異なり歯科は鏡に反射した像を見ながらなので、余計に難しい施術となります。
ある程度慣れた所で実戦へ
まずは拡大視野で相手を見ること、
対象物にピントを合わせることからスタート
裸眼では全く気付かないことだらけで、
自分の物差しが変わると同時に、
自分の「裸眼治療の質」に愕然とする。。。
見えているようで全く見えていない
そんなうちに、裸眼時代必要とは思わなかった
小さな部分を攻める色々な武器(道具)が欲しいと感じ始める。
「ビームジャベリンなんかいるかよ!」
と思っていても意外に使いやすかったりするんです。
ビームライフル(タービン)があるのに
ガンダムハンマー(手用切削器具)とか
色々できるようになると、モビルスーツの性能も向上させたくなり
モーラ―機能を取り入れたり、バリオスコープを取り入れたり、マグネットコーティングしたり、
自分なりにカスタムしたくなります。
そんなこんなで毎日使っていると、ある程度自由に使いこなせるよになります。
ドム
ドム・ドム・ドム・ドム
見える!
コンスコン「バケモンか!」
というレベルまで行くのが理想ですね!
モビルスーツ乗りの今日の一症例を
縁下~歯髄付近まで広がる大きな虫歯
たぶん、裸眼では90%以上抜髄と判断するかと思います。
私も最初は「神経を取ります」と言って治療を始めたものの
モビルスーツで探って行くとピンクスポットで処理できそうだったので方針転換をして
覆髄を行いレジン充填 1時間半
神経付近の処理も縁下からのレジン充填も拡大視野でなければ不可能かと思います。
モビルスーツ乗りは繰り返し治療を行い少しずつスキルを身につけます(笑)
何だかんだで13年もモビルスーツ乗ってんのか!!
*自分の機体は「ジムカスタム」です(-ω-;)ゞ
(ガンダムは高くて買えない・・・)
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