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歯は消耗品、歳を取ると折れる理由

今年で50歳になる院長です。

歳を取るとどうしても体にガタが来てしまうのは万国共通(笑)

 

目が悪くなったな、しわが増えたな、白髪が増えたな。。。

 

ただ、一般の人が勘違いしているのが「歯」

実は歯も同じで生えたての頃のままではありません、どんどん疲労が貯まって行きます。

   

私は歯というのは消耗品だと思っています。

また歯には皮膚のような再生能力が無い為、時間の経過とともに悪くなる一方です。 

日本人が歯を失う原因の3番目「歯ぎしり・噛みしめ」 

   

きちんと歯磨きをしてきちんと治療を受けていても避けられないのが「歯の破折」

 

人間は日中起きている間は安静空隙と言って、上と下の歯は2mm程度話しており、

食事をしている時としゃべっている時に上と下の歯が当たりますが、1日20分程度しか当たっていませんが、

寝るとおもいっきり咬んだり、ギコギコ歯ぎしりをしたりで歯にはどんどん疲労が貯まります。 

 

またこの疲労はコップに水を1滴ずつ垂らすようなもので、徐々に起こる変化であり自分では認識できません。

  

事実8020財団の調査でも55歳~75歳にかけて歯がポキポキ折れているというのが報告されています。

逆に言えば、まだ歯に疲労の溜っていない20代においては歯の破折は非常に少ないです。

江戸時代のように人の寿命が40~50歳ぐらいであれば、この歯の疲労というのは気にしなくてもよかったと思いますが、医療と薬の発達で今や人は80歳以上まで寿命が延びてきています。 

人の寿命と同じように歯の寿命も同じように伸びてくれればいいのですが、今の所歯の寿命を延ばすような因子はありません。

 

今回の動画の患者さんも70代の女性患者さん

咬むと痛いという症状が出てきたため、削らせてもらうと神経がある歯にも関わらずクラックが認められました。 

*今回の動画は破折線の確認とレジンベースまで、この後大きく削ってクラウンを入れて行きます。 

 

追記:支台歯

IMG_6346.jpg

ここにゴールドクラウンを入れる予定です。

 

こちらの患者さんも奥歯の破折でした。

3年前から痛いと言っていた奥歯 - EE DENTAL_Blog

咬んだ時だけ痛む歯などは破折のことがありますが、このクラックは顕微鏡などで精査した方が分かりやすい場合もあります。 

 

だいたい、折れてくる歯には法則性がある気がしています。

神経を残すクラック治療と自分なりの破折診断法 - EE DENTAL_Blog

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