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マニアックレジン: 2019年7月アーカイブ

かけて気になる前歯

外傷、歯ぎしりなどで前歯、特に中切歯がかけてしまい左右対称性がなくなると

歯の見栄えというのもは悪くなってしまいます。

2019 EEdental ST1 (1).jpg 

 

逆にいうと、前歯は真ん中の中切歯2本を綺麗に治しておくと

2019 EEdental ST1 (2).jpg

綺麗に見えます!

  

私はレジンが好きなので、セパレーターを用いて離開させ

ちょちょっと30分程度でこんな感じで修復しました。

*歯ぎしりで歯が無くなったケースは咬み合う歯の調整も必要になります。

 

個人的にはこのぐらいのかけで、クラウンやベニアなどは避けたい所ですね( ̄▽ ̄)ノ

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銀歯を入れた歯の隣に虫歯ができる訳

昨日、H先生からメールがあり

「自費専門の歯科医院で開業します!」

と連絡がありました。

  

また知り合いの先生も保険治療機関を辞退し自費専門の歯科医院でやっているとのこと

 

大昔であれば『歯科=保険治療』という図式でしたが、最近は新規開業する先生も

自費専門!というスタイルが生まれてきています。

 

はっきり言えば、技術系歯科医師(腕に自信がある)ほど保険治療の限界を感じ

『自費専門でやって行くぜ!』という感じでしょうか。

  

2007年の私の開業当時は、

「新規開業で自費専門!?お前自殺行為だぞ!」という風潮でした。

http://eedental.jp/ee_diary/cat31/ 

  

 

世界的に見ても摩訶不思議な日本の歯科治療には

「保険治療」と「自費治療」という2つの基準があります。(言わばダブルスタンダードです)

1歯科医師が、この2つの基準を使い分けて医療を行っていいことになっていますが。。。

 

世界的にみてこんな治療形態の国はなく、本来医療とは「シングルスタンダード」で行うべきものであり、

『患者さんに対して自分の出来る限りのことをする!』とシンプルなものなのですが。。。

 

これだけグローバル化し世界が同じようになった今、はたして歯の治療はこのままでいいのか!?

 

今日治療したアメリカ在住の患者さんは、アメリカの歯科医師に日本で受けた治療の痕(クオリティー)を見られ

「日本には歯科医師はいないのか!?」と言われたそうです(笑)

  

世界共通のグローバルスタンダードな治療を行う場合、保険治療(安い治療費)では成立しない

ことを物語っていると感じます。

    

 

と長い前置きをして、今日のブログのタイトル

「銀歯を入れた歯の隣に虫歯ができる訳」

  

患者さんは20代男性、虫歯が多いので治療をしたいと来院

全顎検査で調べると・・・

2019 EEdental BT (1).jpg

銀歯を削る際にガッツリ隣の健康な歯を削ってしまっています。。。

 

レントゲン

2019 EEdental BT (2).jpg 

多かれ少なかれ、多少は隣の歯を削ってしまいますが、程度の問題というのもあり

これを見れば「日本には歯科医師はいないのか!?」という言葉も出てしまいます。

   

1日30人も診察しないといけない日本ではスピード勝負!

と言ったところでしょうか。。。

 

銀歯を外すと案の定

2019 EEdental BT (3).jpg

はい!出ました虫歯!

これだけエナメル質をそぎ取り象牙質にしておけば、そら虫歯は出来ますわね!

 

はたして、治しているのか!?

  

顕微鏡下でレジン治療で元の形態に戻してみました。

2019 EEdental BT (4).jpg

レントゲン

2019 EEdental BT (5).jpg

綺麗に修復できました!

 

財源の面から仕方がない部分もありますが、ちょっと歯科の保険治療費って見直さないといけない時代になっていると思います。

  

 

急に明日から自費化した所でクオリティーが急に高くなる訳ではありませんが、

歯科の治療の質というのは毎日「質」をこだわった治療をしている歯科医師しか「質」というのは上がらない気がします。

  

告知 : 顕微鏡下で行うレジン治療に興味がある先生は明日のブログを見てね!

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