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歯内療法実践セミナーを受けに東京へ

今月は22日に大阪でロンドン大学の保存科のミラ教授の講義を聞き

(ロンドンはバルクフィルで審美的なレジン充填しないそう、予後は変わらないのでイタリアの先生みたいなことはしないとのこと)

27日夜はカリオロジー(虫歯学)に色々虫歯、どうやったら歯が長持ちするかの予防学の話を聞き

(虫歯のエナメル質突破は8年、象牙質から歯髄には3~4年で到達と衝撃なことを聞きました。 またデーターを頂き勉強します)

(後、歯磨き粉の低濃度フッ化物は有効らしい)

 

翌28日歯内療法で石井先生、尾上先生の講義を聞きにGCに

  

と、充実した月末でした。

  

臨床はどうしても独りよがりになりがちなので・・・、

色々な先生の話を聞くのは参考になります。

 

久しぶりの週末の俺ノート

・エンドは技術、道具よりルールを重視すべき

・診断名は「歯髄の状態」と「根尖部の状態」2つを診断する

・再根管治療、根尖病変(+)、オリジナルな根管が破壊されているの3つが揃うと成功率が40%となる

・病変が治る≠歯が長持ちする(歯の持ちは残存歯質量に依存する)

・病変がある⇒全身に悪影響を及ぼす←エビデンスなし

・バイアス 歯科医師の学んだ教育環境で治療方針に差がでてしまう(外科出身or保存出身)

・病変(+)があり穿通出来なくても62.5%は治る(まずは開けれる所までをきちんと洗浄)

・病変の大きさで治療方針が変わることはない(病変が大きい=外科ではない)

・エンド・ペリオ⇒まずペリオ治療はしない(ホント歯周治療をされてしまうと後が大変 http://eedental.jp/ee_diary/2017/03/post-1562.html )

・無菌的原則を万らない根管拡大形成は感染経路を拡大しているに過ぎない←日本のエンド

・ヨーロッパ法律で根管治療道具はディスポとなった(バー、ファイル、洗浄針など)

 ↑これ今日からEEデンタルもハンドファイル、洗浄針はディスポにします。(*ニッケルチタンファイルはしばらく滅菌して4~5歯まで使います)

 ファイルの再使用は麻酔針滅菌して使いまわしているようなものですから、理想を言えばそっちの方向になっていきますね! 

  

尾上先生

・上顎で98%、下顎で97%の確率で天蓋とECJ(エナメルセメントジャンクション)は一致

・エンドを行っても歯の強度は5%程度しか減少しない

・AC(アピカルコンストラクション:根尖再狭窄部)は全周がウエーブ状になっておりファイルでここと断定できない

・NC は抗菌作用、組織溶解性、細胞毒性の面から2.5~5.25%ぐらいがいい

・根管充填はシーラー含めてオーバーにならないように(シーラーをつけたGPはパンピングしない)

 

尾上先生が講演中

たまに「井野先生は出来る!?」たまにフッてくるので、かなり緊張感のある眠れない講義でした(笑)

 

歯科治療は奥が深い! 

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