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マニアックレジン: 2020年2月アーカイブ
お知らせと全顎治療「歯を長持ちさせること」
- 2020年2月28日 09:05
- マニアックレジン | EEデンタル NEWS
お知らせ
3月3日までお休みをいただいております。
電話、メールの返信は3月3日からとさせていただきます。
2点目
新型コロナウィルスに伴いまして
来院時に10秒程度の体温測定のご協力のほどよろしくお願いします。
また、お時間ありましたら歯磨きやうがい等のご協力も頂けると助かります。
感染しないよう、感染させないようにが重要かと思います!
30代の女性患者さんの全てレジンでの治療が終了!
可能な限りレジン(プラスチック)で治します。
プラスチック治療:13本
歯軋りが強い患者さんの奥歯は金属を使用させて頂くこともあります。
治療方針は
「歯を長持ちさせる為」の選択を1番目に持ってきます。
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術者本人も上手く行くと分からない
- 2020年2月19日 09:04
- マニアックレジン
3年前に全顎治療させてもらった60代の女性患者さん
以前根管治療をさせてもらった歯のレントゲンチェックで来院
術前時よりおいしく食べれるようになったし、何より歯磨きがラクになったとのことで、
一度口の中を見せてもらうと
ん~~~、よく分からない。
術前の写真を見てみると
あ~、こうだった!(笑)
歯の凹凸を付けることで咬みやすくなる患者さんもいます。
「たくあんが噛めなかったのが噛めるようになった!」
とおっしゃられた60代男性もいます。
歯の凹凸は意外に大事!
一生こんな綺麗な状態は続きませんが、【顕微鏡で作る直接法のレジン治療】
良い感じです!ヾ( ̄∇ ̄)ノ
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C色をレジンで治すとこうなる *上手く行った場合
- 2020年2月14日 09:02
- マニアックレジン | EEデンタル NEWS
まずはお知らせ、
今日14日と明日15日はスタッフが一人体調が悪くお休みを頂きます。
私ともう一人のスタッフの2人での診療となります。
つきましては電話などの対応が出来ない状況となってしまいます。
何かご用のある方は後日ご連絡頂くか、メールで問い合わせください。
もう1点、
2月の初診患者さん枠も一杯となってしまった為
新規の初診患者さんは2週間後の3月からとさせてください。
さてさて、今回の歯は
難易度の高い「C色」
C色をA色のレジンで詰めると当然こうなってしまいます。
*基本的にC系統のレジンは売っていないし、持っている歯科医院も少ない。
ただ、C色のレジンを持っていても殆ど色合わない。。。
ではC色の歯どうするのか!?
ないものは作るしかない
ファースト:サービカル色(マジェスティーLV)
セカンド:プレミスグレー(Keer)
ステイニング:オークル、ブラウン、グレー、ラベンダー
ドロップ:乳歯色、XW(マジェスティーLV、ES)
治療時間:50分
今回かなりダーク系のエナメルを必要としたので、ステインのグレーを使用しました。
かなりのマグレで色が合いましたね!
先日、技工士さんが写真を見て、
「先生の所、上手なセラミックインレー作る技工士を雇っているんだなと思っていたら」
「これ先生のレジン充填!?」
と、
昔から隙間産業的な医療していますからね(  ̄ω ̄)ノ
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「歯肉弁根尖側移動術」をやらなくなって早10年
- 2020年2月 5日 09:09
- マニアックレジン | EEデンタル こだわり
私のイメージする限りですが、
歯科医療は大きなトレンドとして2つがあります。
・アメリカ型のガンガン積極的に行こうぜ!(アグレッシブ)
・ヨーロッパ(北欧)型の保守的治療(コンサバティブ)
に大きく分かれる気がします。
そんな中でも日本の歯科医療はちょっとガラパゴス化していますが、
この2つの考え方がベースにはなっている気がします。
私も勤務の時は学んだ環境がアメリカ型の治療でしたから、
「オラオラ!歯周外科もガンガン積極的に行くぜ!」
「悪い歯なんて、とっとと抜いてインプラントだろ!?」
タイプでした!(笑)
今とはスタイルが全然違いますが、この時代があって今があります。
色々な先生の話を聞いて少しずつスタイルが変化して行き
今は「ガンガン行こうぜ!」治療は影を潜めています。
*むしろガンガンやっちゃダメ派閥
ある先生が講演の中で、
歯周病でガンガン外科したグループ
患者さんに歯磨きをきちんとしてもらい歯科医院で定期的に管理したグループ
結論:歯の寿命に大きな差はなかったというものでした。
じゃあなぜこんなにスタイルが違うのか!?
私が思うに、
・「医療=ある面ビジネス」(市場原理主義)
・「医療=部分的に福祉」(限られた財源で効果・結果を出そう)
これにより2つの潮流があると感じます。
言いかえれば2つの『基準』です。
じゃあ、どちらがいいのか!?
これは結果論で「ハッピーな結果」であれば患者さんは満足されます。
より体の負担が少なく費用もかからない方がより満足度は高いと思います。
私も過去そうでしたが、
歯茎の中に虫歯が進行してしまったようなケースでは患者さんに
「歯肉弁根尖側移動術(外科処置)」や「エクストルージョン(小矯正)」などを勧めていました。
その頃は、特に疑問も持たずこうするものだと考えていました。
が、
開業以来これらは殆ど行いません。
歯肉弁根尖側移動術をやらない理由は
・支持骨が減り動揺が出てくる
・歯頚ラインが不揃いになり歯間乳頭が無くなる
・外科処置が必要
・治療期間がかかり費用もかかる
・予知性が低い
というデメリットの面からむしろ、やらなくてもいい気がしています。
*個人のブログでの見解ですので( °o°;)
ただ、歯ぐきの下の虫歯はきちんと処理はしています。
例えば、
銀歯の下に大きな虫歯・・・
赤丸の部分に虫歯
治療は、 クラウンを外して電気メスで歯ぐきを部分切除して、
顕微鏡下で虫歯をくり抜きレジン充填+仮歯で様子を見て
6カ月後にゴールドクラウンSet 治療回数:3回
で、患者さんには
「歯磨き怠けると腫れるよ!痛むよ!」と脅して治療終了!
*歯磨きだけきちんとしてもらうこと前提の治療です。
治療させてもらった患者さんが他の歯の相談に来られ
2018年のレントゲン診査をついでに行うと
2010年の時のレントゲンとほぼ同じで、全く問題なく経過しています。
*患者さんもすこぶる調子がよく何でも噛めるそう!
一昔、二昔前はレジンは歯茎に触れない方がいいという考えが支配的で、
今でもレジンは歯肉につけない方がいいという考えの先生が多いと思いますが、
私はレジンを歯肉に付けて治療してますが、今までそれが原因で痛み・腫れが出たケースはゼロです(いやマジで!)
*繰り返しになりますが、患者さんの歯磨き能力が高いことが前提の治療です。
理論上は歯肉付近のレジンにはプラークが付着しやすいので、
炎症が起こりやすいということなのですが、
患者さんにきちんと汚れ(プラーク)を除去してもらえば、
「全然!」トラブルになりません。
*今はプラークの付着しにくいレジンも売っています。
今の勘所としては、歯肉縁下ですが出来るだけ接着の工夫をして
レジンの段差(アンダーカット)を作らないことでしょうか←ここ超重要!
(その為、電気メスを多様します)
また久しぶりに来院された患者さんのケース
上顎:
下顎:
両ケースとも虫歯が深く、歯肉縁下にレジンを詰めております。
(歯髄保存を行なっています)
こちらの患者さんも7年ぶりの来院でしたが、治療した所は全く問題ないそう。
例えば、これを以前のフルコンボ治療行おうとすれば、治療期間6か月
・抜髄(13万)、・土台+仮歯(3万)、・歯周外科(6万)*必要なら小矯正(10万)、セラミッククラウン(14万)
1本の虫歯治療で、40~50万近くかかります!
ただ、今は40~50万かけたダイナミック治療の方が成功率・予知性は低い気がします。
根管治療も矯正も歯周外科もクラウンも全て成功でなければ長くは持ちませんから、手技が複雑になるだけ当然成功率は下がります。
もう1つ 骨と同じ高さから立ち上げたケースの前歯でも
http://eedental.jp/ee_diary/2019/03/-per.html
外傷後1年の歯ぐき
排膿や極端な歯ぐきの炎症はありません。
こんなこと30本以上の歯に行わさせて頂いておりますが、腫れた人はゼロ
逆に言えばきちんと歯磨きが出来ている人しかやっていないので予後も良いです。
ここで現在の私の持論!
「歯科治療はシンプルがベスト」
*人間がたくさん触った歯の方が予後が悪いのは紛れもない事実です。
治しているようである面壊しているのが歯科治療!
医療は日進月歩で進化しています、
ただ「最新な治療」「最新の材料」=良い結果を生む訳ではありません。
エビデンスといっても10年後はどうなっているかは分かりません。
今の私が思うのは
「人間の体のルールは意外とシンプルであること、未来永劫そのルールは大きく変わることはない」(メカニズムは超複雑ですが)
「歯科医療はシンプルな少ない手数で最大限の利を得る行為である」
と思えています。
基本的なスタイルは変わっていないつもりでも10年も経つと、
はっきり考え方に変化が出てきているのに気が付きます。
*「守破離」
三流歯科医師は今後も精進を重ねますm(_ _;)m
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やり直しのレジン治療
- 2020年2月 4日 09:13
- マニアックレジン
レジン治療をしたらフロスが通らなくなったという患者さん
歯を見ると
なんとなく歯の凹凸は作ってあるものの歯と歯の間までレジンが詰めてあります。
虫歯があるかレントゲンでチェックすると
かなり大きな虫歯が残っています。。。
何でこんなことになってしまうのか!?
見えない、見えていない為(歯の多くの部分は裸眼ではみえません)
また40後半にもなると老眼に誰しもがなり更に細かなものが見えにくくなります。
⇒これは顕微鏡が非常に有効なツールになります。
ということで顕微鏡下で詰めてあるレジンを除去し、その後検知液を用いて虫歯除去
かなり大きな虫歯でしたがギリギリ露髄なし
顕微鏡だと手探りではなく、ある程度虫歯の場所を分かりピンポイントに削れるので
虫歯の判断と除去にも有効です。
その後セパレーターテクニックで歯間を離開させレジン充填
*セパレーター押した場所(歯肉)は数日で回復します。
レントゲン
フロス、歯間ブラシがきちんと入る形状に戻しました。
レジン充填
こだわると色々なポイントに気を遣う必要があります。
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