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マニアックレジン: 2021年6月アーカイブ

折れた前歯の外傷歯をレジンで治す!

患者さんは30代の女性

転んだ際に顔面を強打!

  

脳や唇の方を総合病院で治療を受けた際に

口腔外科の先生に神経は出ていないとのこと

   

外傷4日後に一度見せてもらった際には

唇は大きく腫れ、歯はまだまだ触れるような状態ではなかった為

総合病院の診察が落ち着いた頃に治療しましょうとなりました。

  

 

外傷から1か月後、唇の傷も絆創膏程度の処置に落ち着いておりました。

2021 EEdental KoA (1).jpg

最初の診察の際に、

「外傷は後で神経が死んだり、歯根吸収が起こったり、骨と歯が癒着するなど後で色々起こる可能性があるので今回は必要最小限の処置で治しておいた方がいい」と説明し

 

外傷の力のベクトルは前から後ろです。

一見横に半分に折れているように見えますが、後ろ側は歯茎の奥まで折れていました。

2021 EEdental KoA (4).jpg

歯茎を電気メスにて除去し、折れて無くなっている部分からレジンを充填

*顕微鏡がないとここまでは診断&処置することはできません。 

  

隣の不適合レジンも一緒に治療させてもらいました。

2021 EEdental KoA (2).jpg

治療時間:1時間半

左上1が軽度の捻転歯でシンメトリーな形にはなりませんでした。

  

2021 EEdental KoA (3).jpg

この後、レントゲンを撮って経過観察していきます。 

 

  

外傷歯というすぐ何とかしないといけないと思われがちですが、

まずは外傷で最も重視すべきは「脳」です。

歯は後でもなんとかなります、また急いで歯の処置を行うとすぐに神経を取るとかになることもあります。

 

学校などで歯が折れてしまった場合、学校医での診療となりますが、

学校医の先生の得意分野にもより後の処置が大きく異なることもあります。

 

外傷は誰にでも起こりうることですが、後の治療法を知っておくことは非常に将来の為にも重要なことだと思います。

今回の患者さんは外傷で前歯と奥歯に衝撃が走り、次回は奥歯の外傷で起こった問題の解決を行います。

この後、神経など死なずに経過してくれることを願います。

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毎日行うレジン修復

最近エンドケース(根管治療)のブログばかりで

あまりレジンケースを出しておりませんが、レジンは毎日のように治療をしています。

 

ある日のレジンで治したケースです。

2021 EEdental Sa2 (2).jpg

奥から3本の歯を治療しています。

術後のレントゲン

2021 EEdental Sa2 (1).jpg

 

修復法は担当医の得意な方法で治すことが多いので、もしレジン治療を希望されるのであれば

レジン治療が得意な先生に診てもらった方がいいですよ。

  

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