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5年前にセラミックを入れた歯が痛む
- Posted by: eedental
- 2021年6月 5日 09:08
- 歯内療法日記
患者さんは30代男性
一番奥の歯にセラミックアンレーを入れたのが5年前
弱い痛みが続くため歯科医院に行くと根の治療の可能性を指摘されたとのこと
レントゲンを撮ると
過去に神経付近まで治療した跡が見られ、根の先に透過像っぽい所見もあります。
CBCTでは頬側寄りに病変様の所見が確認できました。
神経が弱り時間が経過した為か石灰化した為か、MB根、DB根の根管が非常に細くなっています。
患者さんには綺麗な治療がしてあるが、以前の虫歯が大きかったことで神経が弱ってきてしまっている
症状が続いているようなら神経の治療をした方がいい と説明
2回法で根管治療を行いました。
やはり神経は弱っており、P根のみに出血が見られ頬側の2根は神経が死んでおり
全く出血なし!
その後経過を見ていき、1年予後
根尖の透過像所見も綺麗に治ってくれました。
大きな虫歯の神経保護と抜髄 - EE DENTAL_Blog
神経保護の治療は短期では問題が起こらなくても、数年後に神経が死んでしまう歯もたまにあります。
患者さんの中にはどうしても神経残したいという方もおられますが、
神経の保存治療ってギャンブル的な治療で、それなりにリスクもありますので注意してください。
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