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大きな虫歯の神経保護と抜髄

患者さんは20代男性

左下の歯で強く咬むと痛みがある。

とのことで来院されました。

  

レントゲンを撮ると

2021 EEdental BH (1).jpg

銀歯の下に大きな虫歯と知らずの影響でできた虫歯が確認できます。

   

患者さんには2本とも大きな虫歯で可能な限り神経は残したいが・・・

特に奥から2本目の第一大臼歯は抜髄なる可能性が高いと説明させて頂きました。

  

 

実際治療を行うと、虫歯は大きかったですが何とか2本神経を保存しました。

レントゲン

2021 EEdental BH (2).jpg 

治療後に患者さんにはこれで大きな痛みや温かいものが凍み始めたら、

それは処置が違うという体のサインだから、後で神経を取る必要があると説明

 

その後、咬んだ時の痛みは減ってきたが冷たいものが凍みるようになってきた。

とのこと 

虫歯の治療はある種の小外科手術ですから、術後多少の痛みや凍みるなどが出ることはあります。

ですから、凍み止めなどを塗り1カ月程度は様子をみてもらうのですが、

  

今回は3カ月経過しても凍みる症状が落ち着かず・・・

治療後5か月にして温かいものが凍み始めてしまいレントゲンを撮ると

2021 EEdental BH (3).jpg 

根の先に怪しい所見が現れ、患者さんと話し合い抜髄となりました。

 

 

3mmの穴からコンサバティブ エンドアクセス

2021 EEdental BH (5).jpg

3mm程度穴が開けれれば髄角などの部分もアクセス可能です。

 

レントゲン

2021 EEdental BH (4).jpg

治療時間1時間半 1回法にて治療を行いました。

 

虫歯が大きくても神経保存で治療を行いますが、症状が出てしまった歯に関しては

後でこのように神経の処置を行うことがあります。

  

ホント、歯の治療は難しい・・・(>。<)

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