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EEデンタル こだわり: 2014年6月アーカイブ

歯の観察

仕事柄、天然歯の観察をよく行います。

 

すると、ちょくちょく変わった歯の形を見つけます。

6a.jpg

こういうのを参考にレジンを詰める際の自然観演出にします。

 

先日松本先生のレジンセミナーがありましたが、

「絵に書けなければ詰めることができない」(2次元で理解していないと3次元にはできない)

 

ということで、スラスラっと絵を書いてみました。

 

上顎

ue.jpg

下顎

sita.jpg

 

だいたい、こんな感じからその人の感じに合わせて私は形を崩しながら作っています。

 

歯の形状は上の写真にもあるように色々な形が存していますから、1パターンではなく

私は「あ~、こういう歯もあるよね」という歯の形を目指しています( `・з・)ノ

 

その為には、口腔内写真で珍しい歯の形を探すのがい非常に参考になります。

へぇ~、こういう溝があるのか!

へぇ~、これが天然の歯!?

など色々発見がありますヾ(・∀・ )

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40代、50代の方へ、全顎治療の勧め

40代、50代の患者さんに多い一般的な口の中

k.jpg

治療の度に銀歯になっていく・・・(>ω<)

 

多くの患者さんの口というのは転院を何度か繰り返し、複数の先生が1つの口の中を触っています。

 

また治療の時期が違うと同じ先生でも術式・考えが微妙に異なります。

 

ですので、1つの口の中でも治療の質、適合などはバラバラの状況なのです(´ω`。)

 

 

歯科治療は技術差というものが存在し、どこの歯科医院でも同じ質の治療が受けれるという保険治療の建前はもはや誰にも通用しません。。。

 

 

 

師匠がよく言っていた「例え」を私もよく患者さんに説明します。

40代、50代の方の受けられてきた治療というのは、障子に穴が開いた部分だけ局部的に直している のに等しいのです。

 

 

つまり、

専門の人間から見れば、穴の空いた部分を白い紙ではなく、黄色い紙で穴を埋めたり、黒い紙で穴を埋めたり、新聞のチラシで・・・

 

口の中は全く統一感がなくなっています。

 

ただ、一般の方は痛みが出たり支障が出た部分だけを気にされます(⌒_⌒;

 

 

 

1つの指標として「保険治療の平均寿命は6年ぐらい」というデーターがありますので、

右上の治療が終わったと思ったら今度は左の下に問題が出てとい永遠と治療を繰り返す訳です。

これが歯医者通いから永遠に抜け出せないカラクリなのです!

 

 

http://eedental.jp/ee_diary/2014/06/post-973.html でも書きましたが、治療の度にその歯の価値というのは

どんどん減って行きます。

 

 

どうすればいいのか!?(´・ω・)

 

とりあえず空いた部分を補修し続けた障子は数年に1回大掃除の際に貼り替しますよね!?

 

口も同じです。

 

40代、50代になったら、痛みが無くても一度同じ先生に全体的に治療してもらい、10年問題が起こりにくい口の中を作ってもらう必要があります。

(*保険治療は虫歯がないと保険では治療ができませんので全体的な治療はルール上不可能です)

  

 

最初の写真の患者さんはちょうどこのケースで、全体的に治療を行いました。

2014.jpg

歯内療法:3本

レジン:12本

セラミッククラウン:4本

ゴールドクラウン:1本

 

現代の歯科治療は私のような普通の歯医者が行ってもここま綺麗に治せるようになってきています(。ゝ∀・)ゞ

 

 

保険治療という治療がこの国の一般的な治療なのですが、

残念ながら現代歯科治療とは大きな開きが存在し、保険治療は30年前とほぼ同じ治療を繰り返しています(TヘT;)

 

   

 

一生、自分の歯で美味しく食事がしたければ、

40代、50代の方は非常に大きなターニングポイントを迎えている ということは知っておかれた方がいいと思いますよ。

 

 

 

今回の患者さん

治療期間:1年(お疲れ様でした)

精度良く、綺麗な治療が出来たと思います!ヾ( ・∀・)ノ

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若いうちから、きちんと歯を治す!

患者さんの中には、今は保険治療で将来自費治療を受けようと考えられている方がおられますが、実はこの考えある意味少し間違っています(p・Д・;)

 

歯科治療とは治療の度に歯は削られ、治療の度に人為的な問題が歯に隠れ込み治療の度に治療条件が悪くなった歯を治しています

(歯科の世界では当たり前のことが患者さんには理解されていません(・ω・;))

 

 

例えると、最初の歯を100点満点のテスト

1回目治療で小さな虫歯を治療後は90点満点のテスト(歯)になる

2回目の治療で歯を削ったは80点満点のテスト(歯)になる

つまり、

2回目の歯の治療をする先生はどれだけ上手に満点を取ってもその歯は90点なのです。

 

ここで2回目の先生の手元が狂い45点の治療をしたとしましょう( ̄Д ̄;)

 

すると3回目の満点治療は45点となり、どれだけ上手な先生が治療を行っても45点の価値の歯になるわけです。

(これが80点に変わることは残念ながらありません)

 

 

因みに、私が思う神経を取った歯は満点が50~60点 (つまり削っていない歯の半分程度の価値だと思います)

もしこの歯に細菌感染が起こった感染根管になると・・・

いいとこ30~40点ぐらいでしょうか・・・ヽ(´Д`ヽ)

 

 

分かりずらい持論を展開してしまいましたがヾ(・_・;)

  

悪くなった歯というのはその時にベストなことをしておかないと、次は更に悪い条件での治療になるので、次の治療でいくら費用をかけても保存できないことがあります。

 

個人的には歯を残す治療が保険治療で400円で行われ、歯が無くなったらインプラントで40万という治療費に非常に違和感を覚えますo( ̄Д ̄o)

(100倍の価格差のある治療って・・・)

もし、最初からきちんと質の高い治療を受けられていたら40万いらなかったかもしれませんw(゜o゜*)wマジ!?  

  

 

そういった意味では残りの人生が長い若い人のほど、上手く行った場合の費用対効果が高くなるのですヾ(´ ▽` )ノ

  

さて、今回の患者さんですが、この方も非常に若い方でした。

今まで受けられていた治療の殆どに問題がありやり直すこととなり、今日が最後の治療でした。

EEdental mo1.jpg

歯内療法:2本

レジン:7本

セラミックブリッジ 1ユニット

治療期間:月に2回で「7か月」

 

 

綺麗な治療ができたと思います( ・ω・)ノ

 

患者さんは非常に歯磨きが上手にできるので安心はしていますが、

後は治療した所が悪くならないように毎日歯ブラシだけ頑張ってくださいね!(>ω・)ノ

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