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歯内療法日記: 2014年1月アーカイブ
歯の削除量を出来るだけ抑えた根管治療(抜髄)
- 2014年1月30日 09:08
- 歯内療法日記
患者さんは前にセラミックインレーを入れられたそうなのですが、
自発痛と温熱通が出てしまい抜髄処置が必要になってしまいました(> <)
術前のレントゲンでセラミックインレーの下には虫歯がないことを確認して
3.5mmの穴からアプローチすることにしました(っ・∀・)っ
右下のオレンジ色の丸の部分から神経を取っています。
右上のレントゲンが術後になり、白い部分が削って人工物を入れた所になります。
根管治療の原則は術者が治療をしやすいように、大きく削りなさいという大原則がありますが、
顕微鏡とミラーを上手く活用するとこの穴からでも十分治療は可能です( ・ω・)v
ただ、1つ大きな条件があり、
口を大きく開けれる患者さん限定の治療法になります。
特殊な治療にも思えますが、私の中ではルーティンな治療の1つになってきています(>ω・)ノ
http://eedental.jp/ee_diary/2014/01/post-895.html
根管治療って審美治療とは違い、地味で一般的には評価されにくい治療なのですが、
今週アメリカに渡った患者さんからのメールを頂き、
アメリカの歯科医師に
>開口一番「とてもいい歯科医にかかっていたね!」とおっしゃいました。
>「根幹治療もクラウンも素晴らしい」「Good job!」「Good works!」と何度もおっしゃっていました
と田舎の歯科医師を評価していただけたみたいです└( ̄ε ̄└)
ん~、地味な毎日の治療が意外な所で評価されるのは嬉しいですね( ^ω^ )ノ
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感染根管が治る! (確率的には70%ぐらい)
- 2014年1月24日 09:44
- 歯内療法日記
3年半前に上げた動画「感染根管治療の流れ」
かなり問題の大きかった歯ですが、見事に治癒所見に変わってきてくれています。
ホント根の治療は1回目に誰に治療してもらうかで、歯の寿命が大きく決まる と感じています。
今回のケースはたまたま上手く行きましたが、再根管治療の予知性の低さは・・・
未来永劫ずっと続くでしょうね(´Д`。)
また感染根管の治癒率は個人的には7割前後(外科的歯内療法まで入れれば8割前後)のように感じています。
(根管治療だけで9割治せる先生もいますが、私からすれば「ネ申」ですm(_ _)m)
ただ、これもからくりがあり、今回の動画のような複数問題がある歯は予後が当然悪いですから、
こういった難しい治療に手を出さなければ、相対的な成功率は上げることができます(笑)
今回のケースも術前に、大きな問題がたくさんある歯であると患者さんに説明して
患者さんが治療にかけてみたいとのことで治療を行いましたd(・ω・´)
根管治療はホント奥が深い!(◎ー◎;)
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歯の長持ちさを考える歯内療法(根管治療:抜髄)
- 2014年1月15日 09:45
- 歯内療法日記
まずは術後
奥歯に金属ブリッジ
患者さんは銀歯のブリッジを入れてから、ぬるめの物しか口に入れることができなくなってしまい
ちょっと冷たい物、ちょっと温かい物が一切食べれませんでした。
どうやら、右下6を抜歯後に健康な歯を大きく削ってブリッジを入れられてから起こった問題
極たまに、健康な歯を削ると起こってしまう症状なのです。
これは偶発症で、誰が治療を行っても起こってしまうものなのですが・・・
どうやら今回は削った2本の両方に症状があるとのこと (´ヘ`;)とほほ・・・
今回の歯は虫歯の一切ない健康な歯を削ったとのことで、銀歯の中の虫歯の心配もなかったので、
銀歯の上から2mmと3.5mmの穴を開けてそこから根管治療行うことにしました。
ブリッジになっていても当然ラバーダムはします(と言うかマストアイテム!)
ここから銀歯に3~4mmの穴を開けて治療を行います。
術前⇒術後
右の白い部分が神経を取った所です。
(個人的にはバッチリ!だと(笑))
小さな穴から行う根管治療は被せものが入っている時にも使えるのですが、
金属のかぶせ物の場合、歯の長さが測りにくい為に、少し大変な治療になります。
そして、神経を取るために開けた銀歯の穴にレジンを詰めておしまい
銀歯と同じような溝を作ってみました。(ステイニングなし)
適合の良い銀歯を生かした『歯を長持ちさせる治療』( ̄ー ̄)ニヤリッ
「CR+ENDO」でクレドドンティストですから(笑)
注意)、全ての銀歯が適応症になる訳ではありませんのでねd(・ω・*)
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歯内療法学会から。。。
- 2014年1月13日 10:01
- 歯内療法日記
歯内療法学会から書類が届きました。
毎回楽しみの季刊誌かなとおもったのですが・・・
そこで見たものは!
あ~、え~、まぢで・・・
やるのかぁ~(;´・д・)
波乗りシーズンには仕事が来ないように祈ろう!
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