ハンズオンセミナー
- 2014年1月28日 11:46
- マニアックレジン
日曜日に名古屋で行われた高橋先生のハンズオンセミナーに参加してきました。
(高橋先生のハンズオンは今回で4回目!?)
今回はトクヤマのセミナーと言うことで「エステライト プロ」というアメリカでも評価が高いレジンを用いたセミナーでした。
高橋先生のスライドでは、
アメリカ評価の高いものランキング
1位: シュープリーム(3M)
同率2位: エステライト プロ(トクヤマ)
同率3位: プレミス(Keer) ←私が好きなレジン
今回はテクニックよりレジンの情報収集が目的でした、
「レジン表面へのプラークの付着」
レジン表面とエナメル質表面のプラークの付着と有意差なしだそうです。
因みにセラミック表面にはプラークが殆ど付かないそうです。
(ただし、研摩をきちんとやった前提での話です。)
このレジンのレシピ(色の出し方)などを聞き臨床に取り入れようとしていたのですが、
結論的に言えば、このレジン
私には合わない!
理由:軟らかすぎる。。。
室温が高いとせっかく作った溝などが消えてしまう。(チクソトロピーが良すぎ?)
また数分経過すると重力にも引っ張られ、遠心側にレジンが流れてしまう。。。
私の充填は、現在詰めた形が最終形で、カービング(削り出し)など行わない手法なのですが、
このレジンは
短時間で少し大き目に詰めて、カービングで整える先生には良いレジンだと思います。
術式のスタイルによって扱いやすいレジンと扱いにくいレジンが存在してしまいます。。。
レジン自体の評価は高いのですが、私のスタイルには合わないと感じました
現在の私のレジン充填はフロアブルが全体の8割です。
先日のこのケースも100%全てフロアブルです。
私の場合は、前歯はフロアブルの方が形態出しやすいですね。
臼歯のような凹凸がなくどちらかと言うと『面とライン』で形を出すので。
また高橋先生の情報によると、現在日本のレジンの売り上げは半分がフロアブルになってきているそうです。
因みにシンガポールではフロアブルレジンを臼歯に使うことがまだ禁止されているとか・・・
ホント日本は接着含めレジンの最先端ですね!
後、面白かったのが、ボンディング剤
我々臨床科は少しでも接着力が強いものを欲しがりますが、現実今の接着剤システムはどこの物でも十分くっ付くそうです。
それより大きなファクターはボンディング剤の乾かし方だそうです。
この辺りのことを高橋先生は動画を入れて解説されていましたが、ちょうどタイムリーに数ヶ月前
ボンディング処理で一番重要なのはエアーのかけ方だと櫻井先生から聞いていましたが、その通りでした。
(この辺りのことは高橋先生のセミナーに参加して聞いてみてください)
小さなことほどきちんと行う必要がありますね。(私、レジン治療でラバーはしないけど(笑))
個人的にも高橋先生と色々話せて収穫のある1日でした。
今回のセミナーで一番気になった商品は、
歯の形をしたドライバー
因みにセミナー特典のお持ち帰りのレジンは私には使えないので親父か弟に上げようかな。。。
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