Home> マニアックレジン > 神経の保存と限界

神経の保存と限界

MTA直接覆髄法

色々思うことがあり、最近あまり積極的にはMTA直接覆髄法を行わなくなってしまっています(;´・д・)

 

講演スライドの1枚

MTA ②.jpg

 

ただ、可能な限り神経の保存治療は行っていますよ(A;´・ω・)

 

今回の1症例

 

術前:親知らずの影響で大きな虫歯が出来てしまっており、

また銀歯の下にも虫歯があるようです。

 

d.jpg

赤丸の部分が虫歯

m1.jpg

 

私が出した治療方針は

1、親知らず抜歯(岡山の患者さんで岡山大学で^^;)

2、銀歯の下の虫歯治療 

術前に神経を取る可能性が高いことを説明

 

患者さんもその治療方針でOKとのことで、

親知らず抜歯後、治療を開始してみると

m2.jpg

あら!? 神経出なかったね!(^―^)

 

症状もないし、神経保存に治療方針変更!

急きょレジン充填を行い、神経の保存をおこないました。

EEdental mor.jpg 

レントゲンを見ると、神経まで首の皮1枚という所でしょうか(・∀・ノ)ノ

 

ただ、神経付近まで削った歯の何本に1本かは後で痛みが出てしまい神経の治療になることもあります。

 

患者さんにも、大きな痛みや熱い物が沁みてジンジン違和感が出たら神経の処置が必要なサインであることを説明して、今回は治療を終えました。

 

さて、この歯の神経は残るのか!?

 

しばらく経過を見る必要があります(-`Д´-;)

 

 

注意:EEデンタルでは神経の保存を極力行いますが、今の基準で神経保存できないようなケースに人体実験的に薬剤(MTA 3Mix ドックスベスト)を用いて治療は行いません。

理由:http://eedental.jp/ee_diary/2010/10/post-166.html

 

基本的に自分の体に行ってもいい治療しか患者さんには行っていません!

(北斗の拳でいう「アミバ」みたいに、何でも患者さんにやっちゃうマッドサイエンティストにはなりたくないですから)

Index of all entries

Home> マニアックレジン > 神経の保存と限界

購読
Powerd By

Return to page top