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AAE(アメリカ歯内療法学会) 根管治療は1回法or複数回法?

これもAAEに来て聞きたかった  

「根管治療は1回法それとも複数回法?」

と言う最近非常に興味のあるセッションに参加。

 

最近耳にするのが、

「アメリカの1回法でも複数回法(2回以上)でも成功率に差が無かった」

という論文で1回法の傾向もあるのですが(確かこれを否定しているような論文もあったような・・・)、会場内の先生方(殆ど歯内療法専門医)はどうなんでしょう!?

 

これもボタンを押して会場内の先生方(アメリカの歯内療法専門医)の回答が出ます。

 


 

1、☆抜髄症状なし(抜髄は勝手に書いています、正確にはVital pulpです)

1回法  :95%

複数回法 : 5%


ただし、


2、☆抜髄症状あり

1回法  :83%

複数回法 :17%

 

会場内の傾向ですが、

(というか会場内がそうであればアメリカの傾向とも言えると思います)

基本抜髄(初めて神経を取る)で症状なしでであれば1回法で行うようです。


 

感染根管病変(膿の袋)などある場合には

(感染根管も勝手に書いています、正確にはNecrotic Pulpです)

1回法  :53%

複数回法 :47%


感染根管 病変あり症状あり排膿あり

1回法  :11%

複数回法 :89%


やはりまだアメリカでもケースを吟味しての1回法のようです。


 

勝手な推測ですが、西海岸の先生が1回法を好んでいるのはと^^;


 


 

またまた、食事の時に佐藤先生に

毎回、食事の際のネタが今日・昨日聞いたセッションのネタ(笑)

 

佐藤先生:「先生(私)、1回法で治療する!?」

私:     「いやぁ〜、怖くて出来ないですね」

         「病変なくて単根でガッタパチャーを入れ替える治療の時だけですね」

         「殆どしていないですね」

佐藤先生:「だよね」^^;



感染根管の1回法も「あり」だとは思いますが、

 

私が思う1回法の前提は、

「かなり専門的な知識、効率的な治療システム、駄目だった時の外科的歯内療法の優れた治療能力が必要かと思います」



少なくとも私はこの条件では無理です(。´-д-)


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