転んで折れた歯の経過観察
- Posted by: eedental
- 2011年4月 6日 09:09
- マニアックレジン
- 歯内療法専門医 根管治療専門医 顕微鏡歯科 直接覆髄法 マイクロスコープ 外傷歯
以前ブログで書いた、1人診療で詰めた思いで深い一症例
http://eedental.jp/eeblog/2010/10/post-175.html
患者さんは9歳の男の子
折れた歯の真ん中の赤い部分が『神経』
歯ぐきから上の歯が全くありません。。。(´ω`。)
お父さんも何とか歯髄が保存出来ないかと、
わざわざド田舎のEEデンタルまで・・・
年齢を考えると、駄目元でも歯髄の保存を行いたい年齢!!
直接覆髄法+レジン充填をしてしばらく様子を見ましょう。
と言う流れになり今日が半年後の健診日
まず歯の状況を確認
「えっ、どこ折れていた!?」( ・ω・;)
(自分で詰めましたが)
その後レントゲンでチェック
「おぉ、いい感じ!!」(^∀^)
第2象牙質が出来てきてくれた!!
解説
赤丸の部分を見てください。
黒い部分の面積が少なくなっているのが分りますか!?
つまりは、
⇒『神経を保護してくれる歯が再び出来た』ということです!!
(私が作った訳ではなく体、正確には歯髄が作ってくれたのです)
今回の治療目的は神経が死なず、これ(第2象牙質)が出来てくれるかどうかの一発勝負でした(>Д<;)ゝ
きちんと消毒(次亜塩素酸ナトリウム)をしてきちんと詰め結果を待つ。
地味ですが、
こういう症例が個人的には好きですd(ゝc_・ )
半年後に1年予後を診て終了です。
もう1回来てね!!(・∀・)
因みに『MTA』は使用していません。
最近考える所があり、MTAは前歯においては使用しなくなりました。
(何でもかんでもMTAではないんですよ)
このネタはまたいつかブログで(笑)
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