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転んで折れた歯の経過観察

以前ブログで書いた、1人診療で詰めた思いで深い一症例

http://eedental.jp/eeblog/2010/10/post-175.html

 

患者さんは9歳の男の子

1.jpg

 

折れた歯の真ん中の赤い部分が『神経』

 

歯ぐきから上の歯が全くありません。。。(´ω`。)

 

 

お父さんも何とか歯髄が保存出来ないかと、

わざわざド田舎のEEデンタルまで・・・

 

年齢を考えると、駄目元でも歯髄の保存を行いたい年齢!!

直接覆髄法+レジン充填をしてしばらく様子を見ましょう。

 

 

と言う流れになり今日が半年後の健診日

まず歯の状況を確認

1 (1).jpg

  

「えっ、どこ折れていた!?」( ・ω・;)

(自分で詰めましたが)

 

 

その後レントゲンでチェック

図3.jpg

 

  

「おぉ、いい感じ!!」(^∀^)

 

第2象牙質が出来てきてくれた!!

 

 

解説

図2.jpg 

 赤丸の部分を見てください。

黒い部分の面積が少なくなっているのが分りますか!?

 

つまりは、

⇒『神経を保護してくれる歯が再び出来た』ということです!!

(私が作った訳ではなく体、正確には歯髄が作ってくれたのです)

 

今回の治療目的は神経が死なず、これ(第2象牙質)が出来てくれるかどうかの一発勝負でした(>Д<;)ゝ 

 

きちんと消毒(次亜塩素酸ナトリウム)をしてきちんと詰め結果を待つ。

 

地味ですが、

こういう症例が個人的には好きですd(ゝc_・ )

 

 

 

 

半年後に1年予後を診て終了です。

もう1回来てね!!(・∀・)

 

 

 

 

 

 

因みに『MTA』は使用していません。

最近考える所があり、MTAは前歯においては使用しなくなりました。

 (何でもかんでもMTAではないんですよ)

 

このネタはまたいつかブログで(笑)

  

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