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わざわざ愛媛県から1本の根管治療に
- 2013年4月11日 00:26
- 歯内療法日記
気が付くとかなり広範囲に患者さんに来院して頂いており、
開業時には想定していなかったような県からも来院があります。
かなり特殊な歯医者であることを実感します(´-ω-`;)ゞ
http://eedental.jp/eeblog/2012/12/2012enn.html
土曜は特に、
1人目:広島県
2人目:長野県
3人目:埼玉県
4人目:鹿児島県
5人目:神奈川県
何県の歯医者だんだよ!(・д・)σ
という状態
先週もわざわざ飛行機で愛媛県から。。。
H24年 7月に抜髄スタート
なかなか治らず、
H24年 11月に再根管治療
それでも治らずに
H25年 2月に再々根管治療でEEデンタル(わざわざ)来院
術前のレントゲン
「はぁ〜〜、また水酸化カルシューム押しだしてある。。。」
『根管治療の水酸化カルシュームの使い方』 : http://eedental.jp/eeblog/2012/12/post-659.html
雑誌にも水酸化Ca押しだし続ければ治るみたいなこと書いてあったけど、
水酸化Ca出しても治らないと私は思います。
と言うか、この水酸化カルシューム上顎洞に飛び出していないか!?
飛び出した水酸化Caが原因であれば、入院して抜歯して大手術ですよヽ(´Д`ヽ)
(歯1本治す為に大手術。。。)
今回の歯の問題点
・水酸化Caがかなり押しだしてある →どうしようもないので放置(経過観察)
・削りやすい神経管だけ極端に削られている →化学的洗浄中心で根管内を綺麗にする
・削りやすい根の先端が大きく破壊されている →根の先から洗浄液が漏れださないように化学的洗浄
治療2回目のレントゲン
上顎洞内にあるであろう水酸化カルシュームが下の方へ移動していますヽ(゚ロ゚;)
1回目 2回目
押しだされた水酸化カルシュームはどうしようもないのです。
ただ、幸い痛みは取れていたので、歯の中を洗浄し直して根管充填
治療期間1ヶ月
治療回数2回
これから3ヶ月、1年後で経過観察していきます(*`・з・)ノ
そもそも原因は元々歯の中にあるのですから、中の問題さえクリアーに出来れば、水酸化Caを歯の外に押しださなくても治るものは治ると思うんですけどね。
関連:根管貼薬 FC VS 水酸化カルシューム ⇒ http://eedental.jp/eeblog/2012/03/-vs.html
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