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歯内療法専門医 根管治療の『穿通』(ネゴシエーション グライドパス)」 大きな病変の治療報告
- 2018年9月25日 18:12
- 歯内療法日記
http://eedental.jp/ee_diary/2018/01/post-1709.html
の続き
だいぶ骨出来てくれました!
そんな患者さん
ある日突然上の歯も痛くなり、根管治療をさせてもらいました。
根尖病変のある近心頬側根ですが、石灰化しており穿通出来ず
*穿通:根の先まで神経管を探すこと
開けれた所までを徹底的に洗浄して経過観察(治療回数:2回)
私の場合ですが、
初めての神経の治療の抜髄で穿通できない(神経管が見つけられない)ことは3~5%ぐらい
やり直しの感染根管治療で穿通できない(神経管が見つけれない)ことは20~30%ぐらい
と開きはあります。
今の根管治療は
この『穿通』の技術が根管治療の巧み度なのです!
穿通できれば、後は機械が削ってくれます。
さて、この「穿通」
今の一般的な考えの1つに
「穿通出来ない歯=根尖病変が治らない」
という考え方が強いのですが、
穿通出来なくても治る時は治ってくれる歯はあります。
http://eedental.jp/ee_diary/2016/12/post-1525.html
*当然、穿通出来た方が治癒率が高いという論文もあります。
歯内療法専門医でも、結果を早く求める先生は、
【穿通できない】⇒スグに外科的歯内療法で対応
http://www.eedental.jp/surgery.html
と判断する歯内療法専門医もおられますし、
私のように穿通できなかったけど一端「仮歯」で様子をみてみようか!?
という待機診断派スタンスの歯内療法専門医もいます。
*腫れてきたり、痛みが続く場合は外科に踏み切るという前提での待機診断です。
これはスタイルの違いであり、どちらが良いとは言えません。
ただ、
私が患者ならできるだけ外科治療は避けたいかな。。(°°;)
後、費用面で外科治療の費用も更にかかるので・・・
「外科なし」を希望したい!
(*歯科医院はスグに外科した方が儲かりますけどね(笑))
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