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口腔外科で行う歯根端切除

患者さんは40代女性 

大学病院で歯根端切除を行った歯で、患者さんが顕微鏡治療でのクラウンを希望された為

紹介状を持ってEEデンタルへ、

 

ん~、基本的に私は補綴はメインではないのですが・・・

 

お世話になっている大学病院からの紹介なので、セラミッククラウンを入れることにしました。

2023 EEdental MOM (1).jpg

口腔外科で行う、根の先を切るだけの歯根端切除

私なら外科的歯内療法で逆根管充填までしますが、それは顕微鏡ないと無理なので仕方がありません。

 

痛みが出やすい患者さんの為、わざわざ寝た子を起こすような外科はしたくないのでこのまま補綴 

 

が、

 

2022年になり、 2カ月に1かいぐらいの頻度で腫れるようになったとのこと・・・

2023 EEdental MOM (2).jpg 

根の先には明らかに影が見えます。

  

患者さんに基本的には抜歯だが最後に「外科的歯内療法」をトライしてみるか!?と提案 

 

患者さんもなるべく抜きたくないとのことで、

2023 EEdental MOM (3).jpg

外科的歯内療法(逆根管充填含む)をさせてもらいました。

病変内には剥離したセメント質も見られ、たぶん感染源はそれではないか!?と推測

 

1年後のレントゲン検診

2023 EEdental MOM (4).jpg

病変も綺麗に消えてくれているので、このまま使ってもらうこととなりました。 

 

大き目の根尖病変があると一般的には口腔外科で「歯根端切除」という外科処置を行いますが、

根尖病変であれば「歯内療法科」に紹介してもらった方が歯を残せる確率は上がると思います。

因みに歯根端切除 成功率50%

外科的歯内療法 成功率80%以上(上手な先生だと90%) 

 

開業医の先生も根尖病変であれば、歯内療法の得意な先生を紹介してあげてください。 

 

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