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歯と歯の間の虫歯の発見は難しい

患者さんは20代女性 

左下6 フロスを通すと痛むが自発痛はない。

数カ月前まで歯科医院で他の歯の治療をしていたとのこと 

 

口腔内写真

2024 EEdental FUR  (2).jpg

溝が黒い状態なのですが、顕微鏡で観察すると

溝の中にの方に虫歯が進行しているように見えますが、これで痛みが出るか!?

という感じ

 

レントゲン 

2024 EEdental FUR  (1).jpg

歯と歯の間にかなり大きな虫歯があります。  

 

私は基本的に虫歯の診断は顕微鏡で行いますが、だいたい8割ぐらいはコンタクトカリエス見つけれていると思っていますが、

今回の虫歯は、全く虫歯が分からなかったケース

 

こういうケースを見ると、視診には限界があるなと感じます。

 

患者さんは出来れば神経を残したいとのことで、神経保存+レジン充填を行いました。

2024 EEdental FUR  (3).jpg

クラックカリエス(ヒビで出来る虫歯)ではなく、コンタクトカリエスだった為

久しぶりに「トンネリング」をやってみました。

*トンネリングのコツは削り方と、フロアブルの表面張力のコントロールの仕方がポイントになります。

 

2024 EEdental FUR  (4).jpg

良い感じに治せたのではないでしょうか。

 

個人的には歯さえきちんと磨けていれば、頻繁に定期検診に行く必要はないと思いますが、

2年に1回ぐらいは検診の際にレントゲンで診査してもらった方がいいと思います。

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