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マニアックレジン: 2014年12月アーカイブ
年末最後のプラスチック治療(レジン)
- 2014年12月27日 19:15
- マニアックレジン
今日は午前 診療
午後は大掃除でした。
今年最後の1症例を!( ゝω・)ノ
【術前】
歯と歯の間の虫歯放っておくとどんどん大きくなります。
歯と歯の間に虫歯があります。
大きくかけた1か所は虫歯の進行が大きいく歯が弱くなって欠けてしまっています。
ここまで進行した虫歯は、待てば待つほど治療方法も限られ予後が悪くなります。
(費用も期間もかかります)
治療時間 1時間半後
セパレーターを用いて、全てフロアブルレジンで充填しました。
患者さん:「えっ!、こんなに綺麗に治るんだぁ~!!」v(≧∀≦)v
綺麗にできたと思います!
顕微鏡を使い始めて10年選手になりました。
顕微鏡を使いエナメル質の保存を行うことで高い審美性を得ることができるようになってきました。
(全て顕微鏡を見ながらの、歯の裏側からのアプローチ)
この一手間がのちの5年、10年審美性を左右すると思います( ´3`)~♪
2014年 ありがとうございました。
充実した、良い1年でしたm(_ _ )m
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酸蝕症患者さんの前歯の審美治療(レジン)
- 2014年12月19日 10:37
- マニアックレジン
嘔吐(おうと:吐く)を繰り返すと、胃酸の影響で歯が溶けてしまうことがあります( ・艸・;)
前歯の裏側などはダメージを受けやすく、どんどん歯が溶けてしまい
歯の厚みが極端に薄くなることがあります。
多くの場合でレジン(プラスチック)でリペアするのですが、接着が難しい象牙質にくっ付けないといけないので
シンプルながら非常に難しい治療の1つです。
私の今の考えでは部分的に歯に詰めるよりは、歯の裏側全体をレジンで隠してしまわないと
局部的に出た歯にまた胃酸がかかり、中・長期的に更に悪くなると考えています。
ただ、レジンというのは強度的にもある程度の厚みが必要なので、ケースによっては下の歯を削る必要も出てきます。
今回のケースは歯が溶けてしまい歯の色が気になるという患者さん
問題点:
・歯の縁(切端)よりが溶けてしまい、歯の厚みがない為強い透明感
・象牙質の色、象牙質の虫歯の茶色が透けてしまい強いオレンジ色に歯が見える
・裏側を部分修復しているため、レジンで覆われていない部分は酸による脱灰(虫歯のようになっていました)
・裸眼で詰めた為か、歯茎の上にレジンがオーバー充填
この状態であるとセラミックで被せましょという方法も1つかもしれません。
患者さんはなるべく削りたくないとのことで、レジンが第一選択肢
実際、治療前に
「大きくは綺麗にならないかも!? ただ今よりは綺麗にします」
「後、歯の厚みを取る為に下の歯を0.2mmぐらい削る必要がある」
と話して治療スタート
一度、不良充填物と象牙質の着色部分を歯の裏側から顕微鏡下で丁寧に除去していくと
術中
「あら!?茶色・オレンジの色の抜け感無くなったね!」( ̄∇ ̄)!
ここからは後はオペーク色レジンで光のコントロールをするだけ。
(唇側には健康なエナメル質があるので色は考えなくていい)
術前⇒術後
見事に綺麗になりました!
患者さんにも
「大満足の結果です! 早くやればよかったです」と、
個人的にも予想外に綺麗になってくれました(笑)
(言い方を変えると、「たまたま綺麗に治せた」です(´-ω-`;)ゞ)
前歯を綺麗に見せるにはやはり手間がかかっても、表面のエナメル質を削らないことにつきますね。
http://eedental.jp/ee_diary/2011/01/post-228.html
http://eedental.jp/ee_diary/2012/03/post-485.html
超個人的な意見ですけどねヾ( ̄o ̄;)
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意外と気になる人が多い奥歯の銀歯
- 2014年12月12日 17:03
- マニアックレジン
見た目を何とかしたい
生まれて生えてきた歯は白いのに、治すと何故か違う色に・・・
現在はレジンというプラスチックを使用すると
の日のうちに白く修復させることが出来ます(・ω・)ノ
(修復直後なので左側の歯が白く見えていますが、1日後にはもう少し色がマッチします)
個人的には、セラミックよりレジンをお勧めしています。
http://eedental.jp/ee_diary/2014/12/post-1083.html
歯科医師のチェアータイム(患者さんを治療する時間)がネックになる治療ですが、
個人的には歯を削らない良い治療法だと思っています。
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見えない治療と見えている治療
- 2014年12月 4日 16:34
- マニアックレジン | EEデンタル こだわり
我々歯科医師が治療する際にエラーが出やすい場所があります。
患者さんの口の中は当然見える方向が一方向で
入り口方向からしか治療出来ませんので多くは死角となる場所にエラーが発生しやくすなります。
特には上の奥歯などははっきり見えない為に治療が難しいです。
(私自身裸眼で治療する気にはなりません(p・Д・;))
例えば第2大臼歯(一番奥歯)のレジン充填
これを顕微鏡で拡大して見てみると、
緑色の線が本来の歯の輪郭で、レジンを大きく詰め過ぎて歯茎の上に乗ってしまっていますw(゜ロ゜)
この状態が長く続くと歯肉炎や歯周病になり歯茎が腫れたり、歯茎から変な味がすることもあります。
また、更に奥歯の親知らずの銀歯のケース
技工士の腕がよくかなりいい金属のフィットなのですが・・・
銀歯を外すと、
虫歯の取り残し・・・w(゜ロ゜)
これは全て見えなていないから起こってしまっているエラーなのです。
わざと大きく詰めたり、わざと虫歯を取り残すようなことは歯科医師であれば行いません。
見えないのでこれでOKだと判断されたのだと思います。。。
ただ、せっかく治療してもこれでは・・・( ̄。 ̄;)
顕微鏡治療は、歯の中の根の先まで見えないから意味がないという先生もおられますが、
実際の臨床では多くの場合、奥歯でさえ見えていないのです。。。
(45歳過ぎれば多くの先生が老眼になり更に見えにくくなりますしね・・・( ・3・;))
残念ながら、これが21世に入った今も虫歯の取り残しというのは存在してしまいます。。。 ヾ(・_・;)チ..チョット‥
ですから奥歯などは時間をかけて拡大視野で丁寧に治療を行う必要があるのです。
『見えないままの治療』 と『見えている治療』
私は後で結果が大きく違ってくると感じています。
ただし、今の私の臨床の結果が出るのは10年後、20年後になります。
希望的観測で30年持つといいんですが・・・(ノ>▽<。)
先日上げた、似たような治療動画を
【虫歯の取り残しが出やすい奥歯の治療】
顕微鏡治療は1本の歯をサーチライトで真上から照らして拡大して見る
ことができますので小さな問題も確認することができます。
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