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クイック矯正の10年後。。。 それでも根管治療で歯を残す!
- 2014年12月25日 16:03
- 歯内療法日記 | EEデンタル こだわり
昔、前歯をさし歯にした患者さん
来院時
「歯を何とか残したい」とのこと
レントゲンを撮ると、被せ物+神経の治療をしてある歯が4本、
4本のさし歯に3つの病変(膿)!
この部分だけに関し言えば、根の成功率:25%(1/4)といいましょうか・・・
ん~、クイック矯正(さし歯で歯並びを改善する方法)恐るべし!
年に1~2名コンスタントにおられるのですが、
個人的には健康な歯を大きく削ったり、神経を抜いたりして被せ物にするのはあまりお勧めしていません。
たぶん、親戚なら止めるように150%説得すると思います( `Д´)=Э
歯を残すことを専門にしている歯科医師からすると、
『クイック矯正』(さし歯の治療)
はかなりリスクのある治療なのです!
甲子園最後の夏、
【今日投げれれば一生野球なんて出来ない体になってもいい!】( ・д・)⊃)
的な意気込みであればいいのですが、
そんなシチュエーションの人は世界に1人ぐらいです(笑)
見た目が悪いから短時間で何とかしたい!
この安易な選択が後々、悩んでしまうほど大きな問題になるのですヾ(・∀・`)
今回の患者さんのケース、抜歯するか直前の治療でした。
悪くなってしまい膿の出てきている歯は何とかしなければなりません。
根管治療後経過を見ること1年半年経過した所で、3つの病変に縮小傾向があり。
治療スタートから2年経過した今週セラミッククラウンが入りました。
こつこつ治療すること2年でようやく4本の歯の保存ができました。
削って歯を綺麗に見せる治療は2~3回の治療で治療期間も1回月ぐらいでしょう、
ただ、悪くなってしまった歯を残す治療の方が数倍大変で期間も何十倍もかかり
難しい治療になることは知っておいてくださいね(>ω・)ノ
歯が残ってくれて良かった!(・∀・)v
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