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歯の長さを知る為の「電気長根管測定器」
- 2012年4月 5日 19:26
- 歯内療法日記
毎月、あるメーカーの冊子が送られてくるのですが、
どうしても気になることが・・・
術中の『歯の中にファイル(神経を取る道具)を入れて撮るレントゲン!?』
なぜそんな歯の写真をとるのか!?
不思議じゃないですか!?
「不思議なのだ!」
歯の長さを知る為には色々な方法があります。
その中の1つでレントゲンで歯の長さ(作業長)を決める訳ですが、
長く測れてしまう傾向にあり、
この方法では正確に神経の長さは測れません。
昔から何で電気で歯の長さを測れるのにこんなことしているんだろうと思い、
調べてみると、どうも昔の電気長根管測定器(歯の長さを知る機械)は結構エラーが出ていたみたいで、
電気+レントゲンのダブルチェックで歯の長さを調べていたようなんです(*^ー゚)b グッジョブ!!
でも今は、電気長根管測定器(3世代目の)でも、簡単なポイントさえ押さえれば結構正確に歯の長さを測定できるそうです。
レントゲンと機械で歯の長さを調べても機械の方が正確だったとの論文もあります。
手の感覚と言う先生もおられますが、殆ど感覚です。
私も感覚で感じますが、殆ど細いファイルの時のみに感じることで、根尖径が大きくなると(#30ぐらい)感じにくくなります。
人それぞれ感覚はちがうので、正確な指標にはなりません。
雑誌や冊子を見ていると、歯の長さを知る為に金属のファイルを歯の中に入れているのですが・・・
ラバーダムなし!
「ぷふぉ〜」〜
世界的な流れでは、
根の治療は細菌感染をいかに防ぐかになっています。
歯の長さ知る為に歯の中に唾液+細菌入れていては・・・
残念な例えですが、
『屋根が壊れた家の中で、台風の日に床を拭き掃除しているようなものです』
注意)、これをしたら100%失敗になるというものでもありませんのでね
理想的なことを行わなくても治るケースは治ってしまいます(p・Д・;)アセアセ(汗)
では、話の流れを変えて、
2つの考えの先生
A先生:「歯の長さ知るのが大切!」
それとも
B先生:「歯の中に細菌を入れないようにするのが大切!」
。。。
私なら『後者』の先生の治療を希望しますね!
と言っても毎回可能な限り根の先端まで治療はしに行きますよ!
レントゲンで歯の長さ測っていないけどね!!\(^ω^\)( /^ω^)/
3根管 (MB,DB根 コンテニアスウェーブ P根 MTA アピカルバリアテクニック)
治ってもらいたい一症例!(〃・ロ・)ゞ
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