Home> 歯内療法日記 > 奥歯に多い歯の破折と診断の難しさ

奥歯に多い歯の破折と診断の難しさ

根管治療をしているが違和感が絶えずあり、歯茎から膿も出るとのこと

 

レントゲン診査を行うと

2015EEdental H.jpg
根の先に透過像(骨の溶けた所)があります。

 

ただ・・・

根尖の骨の溶け方が歪・・・

 

 

患者さんには折れている可能性もあることを話し治療スタート

(折れていたら抜歯という前提で)

 

治療してみると

2015 EEdental H (9).jpg

頬側のクラックが歯の中の方まで入り込んでいました!!!!( ゚ ロ ゚ ノ)ノ

 

実際、表面に見えるクラックは多くの場合でエナメル質に限局するものが多く

中の方まで入っていたケースというのは初めてでした。

 

 

患者さんに事情を話し、

治療1回目で「膿」も「違和感」も止まったということで歯を保存する方向で治療を継続

 

 
術前 ⇒ 治療4ヶ月後

2015 EEdental H (4).jpg

根の先の骨もしっかり出来てきてくれています。

(この歯は被せずにレジンコア+レジンで治療 咬合だけ落としています)

 

 

さてさて、この歯いつまで問題なく使えるでしょうか?

それを知るのは神様だけですけど、出来る限りの治療はさせてもらいましたm(_ _;)m

 

 

ホント、破折、クラックの入った歯の診断と治療は難しい・・・  

 

Index of all entries

Home> 歯内療法日記 > 奥歯に多い歯の破折と診断の難しさ

購読
Powerd By

Return to page top