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プロテーパー ゴールドと新たな材料
- 2016年10月 7日 09:01
- 歯内療法日記
プロテーパーゴールドをもらったので使いはじめました。
Mワイヤーより新しいゴールドワイヤーになっています。
アメリカでの販売は2014年なのですが、
2016年現在日本ではまだまだ旧式のプロテーパーが売っております。
日本のマーケットは舐められたもので、売れ残りの在庫処理市場なの?
(日本のデンツプライはアメリカデンツプライの子会社なので親会社に逆らえない事情は分かります)
アメリカの親会社に子会社の日本のデンツプライが、
「お前の国安い物しか売れないから、古いけど安く売ってやるからこれ売っておけ!」
という構図をイメージします( -д-)
治療費が安い ⇒ 高い材料を使うとますます赤字 ⇒ 高いものが売れない ⇒ 売れ残りでも安ければいいでしょ?
(実際、材料屋さんと話していても良くても高い商品は売れないとのこと)
私が開業した当時よりニッケルチタンファイルはおおおよそ価格が1.5倍ぐらいになっています。
7000円ぐらいだったものが、今は11000円ぐらい。
最近使いはじめた「Xペンドファイル」
3本で12000円
しかも取説には1回使い捨てとの指示。。。
(普通は滅菌して使い回していますけど・・・)
こんな感じで新たなテクノロジーを搭載した良い材料がどんどん出てきていますがお値段据え置きなどありません。
企業ですから利益を出し続けないといけません。(←当たり前のことです)
因みに、保険治療の根管治療はここ10年で100円ぐらいのアップ↑
(焼け石に水とはまさにこのこと!)
今やメーカーは世界規模で商品をグローバルに販売しています。
日本の医療制度は社会主義(しかも市場規模が小さい)、それを取り巻く環境はバリバリの資本主義
今の日本の置かれた歯科保険治療を例えれば、「ソ連」が良い例でしょう。
物資不足で段ボールにペンキを塗ったボディーの車が走っていましたよね(笑)
20年前に声高々に言っていた
「保険治療で何でも出来ます!」
「最先端なことまで保険治療で!」
確かに20年前は日本の歯科医療もかなり良い状況だったと思います。
ただ、今やそんなこと言う先生はいません。。。
残念ながら財源が固定化されてしまった為か、世界の医療の進歩に制度が取り残された感を私は感じてしまいます。。。
まぁ、ネットの個人輸入で今は良い商品も購入できるので
【世界の水準】に合わせた歯科医療は行いたいと個人的には思っています。
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