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感染根管治療に付きものの医原性の問題パート2
- Posted by: eedental
- 2016年10月 8日 09:26
- 歯内療法日記
以前治療させてもらった歯科医師の奥さん
全体的に検査してレントゲンを撮ってみると左下の被せ物の下に大きな問題が!(p・Д・;)
何かいびつな大きな病変が見られます。
とりあえず残す方向で治療を始めてみると、
ガッタパチャー除去中に歯の途中から出血!
やっぱりねぇ・・・( ̄ー ̄;)
過去の神経の治療で神経管を太く削り過ぎていた為に
歯の側面に穴(ストリップパフォレーション)を開けてしまいそこから細菌感染が外に出ており
このいびつな病変像になったことがうかがえます。
この部分黄色の部分に穴があいていました。
そこから細菌が外に出て骨が溶けたと考えると整合性がとれます。
こんな感じ
この原因は細い神経管をゴリゴリヤスリで削り過ぎた為に起こることですヾ(・_・;)
動画の方も大学病院で1年間毎月ゴリゴリやっていたそうです。。。
(歯が痛い ⇒ 細菌がいるだろう ⇒ 削る&削る&削る ⇒ 穴が開く)
情熱的な先生が長期間ゴリゴリ頑張ると起こる問題かもしれません(゚ ▽ ゚ ;)エッ!!
今回のレントゲン図
1本奥の健康な神経が黄色
根管治療をしている神経管が青色
太さが4倍近く違います。。。
穴の前処置を行い、続けて治療を行うと
遠心根にもう1本神経管が出てきてそこをきちんと処理して
MTA根管充填
穴の開いた場所もMTAで封鎖できました!
(遠心根少しMTAが外に出てしまいましたが、MTAは外に出ても唯一問題を起こしません^^;)
この後、定期的にレントゲン審査をして経過を見て行きます( ・ω・)ノ
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