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虫歯を残して神経の保存を行う。

患者さん的には虫歯の治療とは全ての虫歯を除去して詰めていると思われていますが、

実は99%虫歯は取れていません。 

   

虫歯の定義にもよりますが、実は虫歯は残してもいいんです。

重要なのは残した虫歯が進行しないように如何に緊密に人工物で蓋をするか!

詳しくは:暫間的間接覆髄(AIPC:非侵襲性歯髄覆罩) - EE DENTAL_Blog

 

患者さんは18歳男性 患者さんで受診されたお母さんからの紹介

一見健康そうな口腔内だったんですが、比較的大きな虫歯が多い

特に半年前に治療した右下7の奥歯は神経を取るか迷う所・・・

 

術前レントゲン

2026 EEdental TEZ (4).jpg 

レジンが詰めてあるのですが、中にはかなり大きく虫歯が残ったままなのですが、

問題はレジンがきちんと詰め切れていなく隙間が多い。

 

個人的にはなんですが、

虫歯はある程度残す術式を取るのであれば、詰めるのはかなり精密に詰めないとあまり良い予後は見込めないと思うのですが・・・

  

レントゲンでは神経直下まで虫歯が広がっていそうでしたが、まだ症状は出ていないとのことで

シールドレストレーションを用いた覆髄治療にトライさせてもらいました。

治療時間1時間半 

2026 EEdental TEZ (1).jpg

露髄させないように可能な限り虫歯を除去し(虫歯を全て取りに行くと神経治療になる確率が高いので、神経保存の為に一部虫歯を残す) 

一部残した虫歯にテンポラリーセメント(ソフト)を塗りレジン充填 

 

術後4ヵ月

2026 EEdental TEZ (2).jpg

大きな症状なく順調に経過しております。

 

術後4か月後の口腔内

2026 EEdental TEZ (3).jpg

初診時とは別人級に綺麗に歯も磨けていますね!

 

患者さん的に「えっ、虫歯を残していいの!?」と思われますが、戦略的に虫歯を部分的に残し、神経を保存する術式もあります。

歯の長期保存にはまずなるべく神経を取らないことが重要になってきます。  

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