Home> マニアックレジン: 2016年5月アーカイブ
マニアックレジン: 2016年5月アーカイブ
ゴールド修復は虫歯になりにくい?
- 2016年5月31日 09:23
- マニアックレジン
一般的に歯科治療の際にゴールド修復(金歯)を勧められることが多いと思いますが、
「ゴールドはいいのか?」
鋳造精度を確保するには金の含有率が高いほどいいとされますが、
個人的な感覚では、治療材料よりは術者の腕の方が適合精度には大きく影響する気がしています。
またゴールド修復にしても残念ながら一生持つ訳ではありません。
今回のケースはゴールド修復でも隙間が開いており、
そこから中に虫歯が大爆発!
何とか神経の保存をおこなったケース
*術中の黒い部分は虫歯ではなく変色した部分です。
EEデンタルでは虫歯の染め出し液を使用して染まった部分を虫歯を判断しています。
またダブルチェックで歯の硬さでも虫歯かどうか判断しています。
治療時間 1時間半 治療費7万+Tax円
アンレーでもなんとなく詰めるコツが分かってきました(  ̄ω ̄)ノ
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
大きな虫歯をこう治す クレドドンティスト
大きな不適合+不形態な銀歯が入っている歯
レントゲンを撮ってみると、
全く合っていない銀歯の下には虫歯爆発
奥歯は治療が難しいですからたまにこんな治療もあります。
今回のケース残念ながら虫歯が神経に達しておりまず
根管治療!
比較的長い根でしたが、綺麗に治療を行い。
補綴どうするかねぇ?
詰めれそうだしレジン詰めますか!
世界でも殆どいないエンドとレジンの専門なので、
こんな治療をしていると、
勉強家の先生たちから「被せなくて大丈夫なのか?」
と言われますが、個人的な見解では特に大きな問題は出ていませんね。
今の所私がベターだと思う方法で修復をさせてもらっています。
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
大きな詰め物を入れた歯が痛む
- 2016年5月 7日 08:57
- マニアックレジン | 歯内療法日記 | EEデンタル こだわり
虫歯が深く神経付近まで達した歯や
大きく削って詰め物をした歯などは、
数年経過して痛みが出ることが稀にあります。
今回の患者さん
数年前にセラミックアンレーを入れて問題なく経過していたのですが、
ある夜【激痛】で目が覚めその後2~3日ズキズキ痛み来院
レントゲンを撮ってみると
神経が死に初めている所見が・・・
一度顕微鏡下でセラミックの詰め物を外すと
既に前回の治療で神経が露出しており、
この場合神経を残す直接覆髄を選択するかになるのですが、
MTA直接覆髄法:http://www.eedental.jp/mta.html
今回のケース
露出した神経部分にそぉ~と道具を入れても出血しない為
既に直接覆髄法の適応症ではないと判断
*私は症状の程度と露髄部の出血の有無で直接覆髄法するしない
神経部分を削ると既に神経が死んで膿のようなものまで見え
やはりこの神経は取るべきであったと確信!
たぶん前回の治療時に顕微鏡があって神経が露出したと確認できたなら
直接覆髄法の適応症で神経が守れたかもしれません。
(裸眼ではまず見えない単位なので仕方がありません)
患者さんに神経を取る必要があると説明して、
「3mmの穴」から通法の根管治療からレジン充填
顕微鏡さえあれば3mmの穴からMB2も処理は可能です。
大きな虫歯などは歯科医師がどんなに頑張っても、
後で痛みが出たりしてしまうことがあります。
違和感が絶えず続く歯などは、
痛みが出る前に一度検査した方が良い場合もあります。
今回のような歯は「ネクローシスパルプ」と言って
神経が生きている歯の神経の治療に比べ成功率が10%低下します。
*固執して神経を残すとすれば、逆に抜歯のリスクが上がります。
歯の神経を残されたい方への注意事項
http://eedental.jp/ee_diary/2010/10/post-166.html
一般の人はたかが10%と考えがちですが、
専門でやっている人間からすると成功率を10%上げるのは並大抵の努力では済みません。
今回の歯今後は経過観察をしていく予定です。
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
- Newer: マニアックレジン: 2016年6月
- Older: マニアックレジン: 2016年4月
Home> マニアックレジン: 2016年5月アーカイブ
- 購読
- Powerd By