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EEデンタル こだわり: 2018年6月アーカイブ

根管治療(動画)からのセラミック治療

根管治療から2年半かかりましたが、

抜歯せずに綺麗にセラミックまで入りました。

2018 EEdental TA (1).jpg

  

術前 なぜか連結のセラミッククラウンが

2018 EEdental TA (2).jpg

 

前歯の根管治療が必要このとでレントゲン 

大きな病変が2つ

2018 EEdental TA (8).jpg  

と言うか、この長い長い金属の土台

どうしましょ!?

 

たぶん入れられた先生は再治療のことは全く考えていないでしょうね。。。

 

リトルジャイアントを用いて、コア除去⇒根管治療

こんな感じで歯内療法専門医は長い土台でも除去してしまいます。 

 

根管治療後

2本の病変1本は根管治療で治ったのですが、

病変の大きかった1本は治らず外科的歯内療法・・・

http://www.eedental.jp/surgery.html 

 

   

歯ぐきの下がった前歯もやり代えたいとのことで

4本の支台歯形成 

2018 EEdental TA (3).jpg

 

セラミストに作ってもらった2回目の仮歯 

2018 EEdental TA (4).jpg

本歯に近い形態で経過観察

 

外科後問題がないのをレントゲンで確認して 

セラミッククラウン4本Set(単冠) 

2018 EEdental TA (6).jpg 

患者さんに「宝石みたい」と非常に喜んで頂き

かなりやりがいのある治療でした!

 

術後レントゲン

2018 EEdental TA (9).jpg

2番は外科時に頬側から口蓋側までスル―&スル―で

2018 EEdental TA (10).jpg

骨が貫通してなかったので、治癒には時間をようすると思いますが、

外科治療以降、腫れ・痛み・違和感などないことより

1年後にまたレントゲン撮影を行い経過を見ます。

 

セラミックを作った模型に

2018 EEdental TA (5).jpg

 

仮歯を戻すと 

2018 EEdental TA (7).jpg

ナイスフィット!ヾ( ̄∇ ̄)ノ

  

患者さんが非常に喜んでくれたのが印象的でした!ヾ(・ω・)ノ 

 

歯科治療は「積み木」と同じ1つずつの治療を丁寧に行わないと

すぐにまたやり直しとなってしまいますので注意してくださいね! 

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アートサーフボード 『和』

以前のブログ、

http://eedental.jp/ee_diary/2017/09/post-1656.html 

70Sのラトニングボルトの赤い板からボードの入れ替えを診療後に行いましたた。

  

 

今回もシェーパー(板を削る人)はマッカラム

(私は、ここ数年マッカラムの板の面白さにハマっています)

グラッサー(板に色・コーティングをする人)は

斬新で色使いの素晴らしい「アレックス」

にお願いしました。 

 

いつもお世話になっているNEW EVOさん に、

「アウトラインはエッグで6'8の漆みたいな感じなアートボード希望」 

とオーダー

 

ほぼ飾ることを前提とした「作品」レベルで

 

 

待つこと数カ月

 

こんな感じに仕上がりました。

b.jpg

いやいや、好きですねこういった漆黒に生える『金色』 

 

下には、はマッカラムの『1$』

c.jpg

にしてもらいました! 

  

全ての工程を手仕事で技術を要する、手間をかけている仕事(作品)です。

 

 

メチャメチャ

2018a.jpg

カッコいい「アートボード」になりました!(・∀・)ノ

 

 

医院に起こしの際には是非とも

アメリカ人アーティストの『和』をご覧くださいm(_ _ )m

 

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超マニアック「歯牙形態」

ネットでたまたま見つけた本

DSC01737.jpg

材料屋さんに注文すると

「えっ、先生いいんですか!?これ技工士の本ですよ」


「いいの、いいのこの本で」

というやり取りがあり

 

昨日本が届き、診療後パラパラ読んでみると・・・

 

うわぁ、超マニアック!

好き好き!ここまでマニアな内容!

「隆線の交わる部位には、お互いの隆線が存在し合っている」

DSC01733.jpg

 

「捻転による歯軸の見え方」

DSC01735.jpg

 

天然歯の写真と、石工模型がこれでもか!というぐらい出てきており

トップ技工士はここまで細かな歯のことを理解しているのか!と驚愕

 

 

一応、私は口の中で歯を作らないといけない

2014 EEdental  rezin.jpg

「なんちゃってコンポジスト」ですから

歯の形状をより深く勉強せねばと思い購入した本ですが、 

まだまだ全然理解できていないことだらけと痛感・・・  

 

 

歯の形態は1本ずつ違います、

ただし、体・形態のルールはある程度存在します。

ルールや方程式を知ることでより完成度の高いものに近付けれるんではないかなと思います。

 

 

歯牙形態:http://nagasueshoten.shop-pro.jp/?pid=76999418 

定価4600円+税

*是非とも臼歯部編を希望!

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1本の銀歯治療から年々銀歯が増えていく訳(推測)

患者さんにいうと結構驚かれることなんですが、

銀歯を入れた歯の隣の健康な歯の多くは近い将来虫歯になることが多い気がします。
  

 

何故か!?

 

私は治療の際に、

隣の健康な歯の表面を削ってしまうことではないかと考えています。

今週来られた患者さんの歯の銀歯

DSC01731.jpg

銀に何度も何度も削られた痕があり凸凹です。 

 

これも・・・

2018 MY.jpg

銀歯に削った痕が・・・

 

 

顕微鏡で隣在歯を観察すると・・・

 2018 Ha.jpg 

こんな感じで隣の歯は90%以上削られています。。。

 

 

レントゲンで見ても

本来は歯と歯は卵と卵が1点で接触しているような形状で、

青矢印が本来の丸み

2018 EEdental  K (1).jpg

赤矢印が削られて隣の銀歯が入り込んできている 

2018 EEdental  K (3).jpg 

同じ患者さんの上の歯を見ても・・・

治療した歯の隣は100%削られているような状況。。。

事実銀を外すと削られた部分から虫歯が・・・(; ̄д ̄)

 

このケースなんか、

2018 EEdental FU.jpg

誰がどう見ても完全に手前の歯を・・・   

*やはり10倍以上で拡大して見る顕微鏡治療と裸眼(老眼、乱視)での治療、「差」は出てしまうものです・・・

 

 

では、

「削られた後に、なぜ虫歯になるのか!?」

 

私たち歯科医師が削る際に用いる『ダイヤモンドバー』

簡単なイメージでは「金ヤスリ」のメチャクチャ荒いものです。

これで健康なスベスベエナメル質を傷つけてしまい

ザラザラ・凸凹のエナメル質に変えてしまい、そこに汚れ(細菌)が定着し徐々に悪くなる

と私は推測しています。

 

 

歯と歯の間の虫歯の多くはクラックカリエスで、

多くの場合で咬み合わせにより微細な亀裂が入り、

その亀裂から歯と歯の間にに虫歯が出来ると思います。

*また歯と歯の間の虫歯は顕微鏡診断がかなり有効な診査法だと私は思います。

 

患者さんは頑張ってフロス(糸楊枝)を通してもらってますが、

これが虫歯予防に効果があるとの強いエビデンスは残念ながらありません・・・(○□〇;) 

 

 

じゃあ、

「なぜ削ってしまうのか!?」

 

歯と歯の間の隙間はおおよそ0.05mm (髪の毛とほぼ同じ)

歯と歯の隙間が1mmぐらい開いてくれていれば

隣の歯を削ることはないでしょうが0.05mmしか間があいていませんから・・・

 

削る道具(ダイヤモンドバー)の一般的な厚みは1mm

顕微鏡専用の細いダイヤモンドバーでは0.3mm程度のものもありますが、

どれだけ細い物を持ってきても0.05mmの隙間を傷つけず治療することはできません。。。

  

私は、患者さんに

「残念ながら、歯科治療はそんなもの」

お話をしています。 

 

 

じゃあ、出来るだけ削らない方法はないのか!?

 

答え、「あります!」 

 

私は金属の鉄板を持ってきて、隣の歯の保護をしています。

metaru (2).jpg

鉄板を「コの字」になるように曲げて使用します。

metaru (1).jpg

 

これを入れると隣の歯がガードされます。

2018 EEdental Su (2).jpg

治療前に、歯と歯の隙間にメタルマトリックスを入れ

隙間の虫歯の歯を削っていきます。(レジンの詰め直し)

2018 EEdental Su (3).jpg

虫歯の染出し液を使い

2018 EEdental Su (4).jpg 

虫歯除去後にメタルマトリックスを抜くと

metaru (3).jpg

金属の板には傷が入っていますが、隣の歯には傷を付けずに済みます。

↑これでも顕微鏡下で金属板を触らないように削ったつもりなのです(-ω-;)

 

2018 EEdental Su (6).jpg
レジン充填

 

という感じで私は金属の板を使って隣在歯への配慮を行っています。

 

 

自費治療と言っても歯科医院毎バラバラです。

私の治療は、「自分が受けたい治療」を基準に治療を行っています。

 

当然虫歯にはなりたくないですから、そういった面からの配慮も大切かと思います。

 

同じように見える歯科医院

でも、やっている治療中の小さな配慮で大きな差が生まれることもあります!( ・∀・)ノ

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フルオーバーホール(全体的な歯科治療)

長く治療している左上2の根管治療を主訴に来院

 

根管治療後、一度全体的に治しておきたいとのことで全顎治療に着手しました。

 

昔から歯の治療続きの40~50代の治療本数が多い患者さんは、

この時期に一度同じ先生に同じ時期にきちんと治してもらのをお勧めします。

 

残念ながら歯の治療は必ず寿命があります。
歯科治療は一度治せば一生安心という永久修復ではありません(´□`;)

 

治した本数が多ければ多いほど右上を治したら、今度は左下が腫れてきた

など負のサイクルに陥っていることが多いです。

  

またそういった患者さんは年がら年中歯科医院通いが続いてしまいます。

 

その負のループを一度断ち切る為にも

40~50代の間に一度きちんと治療することをお勧めします。

 

 

ここ10年で自費治療というのが多くの患者さんに認知されはじめました。

それまでは「歯科治療=保険治療」いう図式でしたので、

一般的な方の口の中は

2018 EEdental NY (2).jpg

こんな感じが多いです。

患者さんは治療本数は多いのですが、神経を取っている歯の本数は3本だけだったので、

レジン治療中心で治療が行えました。 

 

術後

2018 EEdental NY (1).jpg

レジン治療12本

根管治療1本

セラミッククラウン1本

  

綺麗に治療できたかと思います!(  ̄▽ ̄)ノ 

 

60歳になってどんどん歯を失う前に一度フルメンテナンスした方がいいですよ!

歯が無くなってしまっては老後の食べる楽しみも半減してしまいます(笑)

 

歯科治療は後手になればなるほど抜歯中心で予後も悪くなりますから、

問題ないうちにしっかり治すことをお勧めします! 

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前歯を綺麗にするはずが。。。

前歯の歯並びを主訴に2013年に来院

2018 EEdental SaA (2).jpg

根管治療の際に前歯にパーフォレーションをされてしまい・・・

 

色々ありましたが、矯正後ようやく

2018 EEdental SaA (1).jpg

セラミッククラウンが入りました!

 

患者さんが頑張った結果ですね!( ・ω・)ノ

お疲れまさでした。

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